2008年12月03日

U-20女子W杯準々決勝 日本-北朝鮮(1-2)

うーん、U-20男子ほど無様ではなかったけど、典型的なコリアンチームにやられるパターンになってしまったなという感じ。

北朝鮮は高い位置からのプレスとロングボール、そしてクロスと判で押したようなコリアンモードのチームで、日本は守備組織に関してはコンパクトさを保ってある程度安定した対応をしていたのだが、逆に攻撃のほうがさっぱりだった。

欧州やアフリカンのチームだと、日本が高い位置でボールを奪えばそこにはおいしいスペースが広がっていたのだが、北朝鮮は圧倒的な運動量でボールに対して素早くプレスをかけてしまうので、日本の選手が余裕を持った状態でボールをキープしてスペースを探す事が出来ず、素早くプレイしようと言う意識が強すぎてエースの原や永里にも細かなミスが相次ぎ、それが積み重なって全体の有機性が崩れてしまっていた。

日本はシュート数こそ多かったが、そのほとんどがPA外から相手のプレスが来る前に打ったミドルでしかなく、ゴール前でしっかり人数をかけてパスを回して崩すといった日本が得点につなげやすい攻撃パターンをほとんど作ることが出来なかった。

そして若年層の日本代表に共通する弱点である、1対1での守備の甘さを突かれ、PA内で人数が足りていたのにドリブルで突破されて2失点。永里のFKで一時は同点に追いつきはしたが、日本にとっては悔いが残る結果に終わってしまった。

U-17と同様に、グループリーグで他を圧倒していながら、ノックアウトステージでは相手の球際の強さに負けての敗戦と、勝負がかかったところでの弱さと言う部分が克服できなかったのは残念。月並みな表現だけど、この悔しさを今後の個人やチームの成長に生かすしか無いね。

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2008年12月02日

ツエーゲン金沢が空中分解?

とタイトルに書いたのは、そのまんまのフレーズでうちのサイトを検索してきた人がいたからです。個人的に他意はないのであしからず(笑)。しかし、そんな記事を過去に書いたはずは無いんだけどなあ・・・

そのツエーゲンの状況について、蹴閑ガゼッタ北信越リーグ専属特派員(嘘)のびりけんさんから報告が。

前回のメールではお見苦しいところが多々あり失礼しました。

既報の通り町田、長崎、ホンダロックがJFL行きを決めました。彼らと戦うチームを応援するはずだった休暇は、昼行灯みたいになった相方をよそに北九州土産の風邪の治療に費やしました。特にロックは全社でも地域決勝でも勝っているだけにタラレバは尽きず…ゴホゴホ

さて、今回のメールは負け惜しみのためではなく、北信越リーグに起きた悪いニュースをお知らせするためのものです。

ともにJを目指すライバルであり、今季リーグ3位に終わったツエーゲン金沢。石川県出身者を中心とした育成路線への切り替えとあう名の規模縮小。ツエーゲンは一昨年、金沢FCを母体に元Jをかき集め、また無謀とも思える計画を立て話題になったチームです。しかし結果は出ず、さらなる補強と高額な入場料を取る冒険は目論みが外れ、早々と終戦。長野や松本が地域決勝の準備を進める頃、監督辞任、選手解雇、主力は自ら去る…と、内側から壊れていきました。

サポーターは今失意の中にあるだろうけど、あえて言葉をかけるなら、チームがなくなるわけじゃないだろ、と。石川からJを、の夢は遠退いたかもしれないけど、クラブは残る。Jを目指さないからサポ辞めるようなら、それまでのこと。

さて、私らに話を戻すと、繰り返された石川の悲劇からなにか学ぶとすれば、やはり裾野をどう広げるか。長野であれば市外から来るお客さん、松本は腰の重い行政。この景気の中、地域興しでもあるサッカーチーム作りを進めるために、関係者でもない我々にできることは何か。時間が余ってしまったことで考えることができました。

とりあえず私らのチームに言いたいのは、あせるな、合併するな、どうせ上がるなら一緒に。たぶんそれがJFL、そしてJへの近道です。

これで今年の報告は終わりです。来年も新潟国体を控えたJSCと1枠を競い、地域決勝でも加古川、沖縄かりゆし、讃岐、盛岡、山口、矢崎らと戦うことになる長野と松本。道程は相変わらず遠いけど、それでも一歩を踏み出さないことには。一年間、拙文におつきあいくださってありがとうございました。

Jクラスの選手や監督を連れてきて戦力で一気に勝ちあがるという方法は一見簡単なように見えますが、北信越のような短期のリーグではチーム作りに費やせる時間が取れず、そこで勝ちぬけても地域決勝という超短期決戦では運とコンディションに振り回されるわけで、今のレギュレーション下では非常にバクチ的な方法でもあるんですよね。

それよりも、レノファ山口のように低予算のアマチュアでも一貫性のある戦術と適材適所の選手起用をすれば地域決勝の予選リーグを勝ち抜けるわけで、地域でJを目指しているチームにとっては、山口の躍進は考え方を変える良い機会になったのではないかと思います。

岐阜は前者の方法論をJ2でも継続した結果、経営危機で選手大量放出の憂き目にあってますし、クラブが消えてしまっては元も子もないわけで、支援の薄い地域クラブの場合は、焦ることなく身の丈で精一杯出来ることをやるしかないんでしょうね。

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J1第33節 柏-大分(0-2)

柏は退任が決まっている石崎監督のホームラストゲーム、大分は優勝の可能性は消えたがACL枠争いが残っており、モチベーションの高さが表れて面白い試合だった。

とは言え、満員近く入った日立台のサポーターの声援を受けて試合は終始柏ペース。対する大分はゾーンを低めに置いてPAの外側に6人のブロックで固め、サイドから攻めてくる柏の攻撃をがっちりと受け止め、ボールを奪っても変に攻め急がず、ウェズレイのポストと金崎のスペースへの飛び出しを起点にして落ち着いた組み立てを見せ、柏に決定的な場面を作らせない。

それでも勢いが止まらない柏は大分の固いガードの上からパンチを浴びせ続け、後半には菅沼がゴール前で抜け出して決定的なシュートを放つがボールはわずかにポストを外れてしまい、これが柏にとっての運命の分かれ道になってしまった。

そのあたりからさすがに柏のペースが落ちて大分が盛り返し始めると、32分には鈴木慎吾がこぼれ球をミドルで決めて先制すると、35分にはCKから高松が頭でボールのコースを変え、それを上本が押し込んで勝負あり。

柏は同じ0トップ戦術を採用しているローマにとってのトッティ同様、フランサがいないとどうしてもボールが落ち着かずにひたすら攻め急ぐ展開になってしまい、そこで決めきれないと最後に失速してしまうという今年の欠点を象徴しているかのような試合になってしまった。それなりに選手のタレントは揃っているのだから、来期は一本道じゃなくて攻めに幅のあるチームを目指したいところだろう。

大分はACL枠の3位までは勝ち点2差で変わらず。得失点差から考えて川崎の敗戦を待つしかない立場だが、川崎の最終戦が大量解雇が発表されたヴェルディでは厳しいところ。しかし、昨日も千葉について書いたけどヴェルディは二重の意味で大きな鍵を握ってるよなあ・・・ここで火事場のクソ力を果たして出せるのかどうか。

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