ウルブス戦で後半26分からの途中出場だったにも関わらず、遠藤航がサポーターから選ばれるカールスバーグ・プレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出されたという事で、改めてその試合を見てみた。
#LIVWOL @carlsberg プレイヤー・オブ・ザ・マッチは….
途中出場から大活躍した遠藤選手 ?? #Adpic.twitter.com/bf8T4E3EBX
— LFC Japan (@LFCJapan) February 16, 2025
試合の前半は、ホームのリバプールが圧倒的にボールを支配、15分にルイス・ディアスが先制ゴールを決めると、37分にはルイス・ディアスをウルブスGKジョゼ・サが手で倒してしまいPK、これをサラーが決めて追加点。
ところが後半に入ると、リバプールは2点で安心してしまったのか選手の足が止まってしまい、ウルブスに対してプレスが効かなくなり、DFからのミスパスも増えてセカンドボールをことごとく拾われ、アップアップの展開になってしまう。
そして22分にクーニャがPA内でパスを受けると、フェイントにフラーフェンベルフがあっさり引っかかり、どフリーでファーに流し込むシュートが決まって1点差。ここでたまらずスロット監督は遠藤をクローザーで投入、ダブルボランチの一角に入る。
遠藤はバイタルエリアのスペースにポジションを取って、中盤でフリーになっている選手を監視しつつ、ボールが入った選手にすぐさま寄せて、持たれたら飛び込まずに落ち着いてパスコースを切る。これで相手も簡単に前へ出れなくなり、試合が一気に落ち着いた。
44分には、ブラッドリーがベルガルドに裏を取られたシーンで遠藤が素早くカバーに入り、ボールを奪って相手のファールを誘って時間を使う頭脳的なプレイ。ロスタイム2分にはゴール前で切れ込んだクーニャをPA外で遠藤が倒すプロフェッショナルファール。そのFKは壁に当たってラインを割る。
ロスタイム6分には自陣左サイドであっさり抜かれたロバートソンをカバー、ボールをキープして背後から倒されファールゲットでまた時間を潰す。このプレイでアリソンらの祝福を受ける。その直後にタイムアップ、リバプールがリーグ21試合負け無しの記録を延長した。
まあ冷静な目で見たら遠藤のPOMはちょっと褒め過ぎかなとは思うが、改めて遠藤を起用する価値をしっかり証明できた試合だったのは間違いないだろう。