「遠藤は2アシスト未遂に終わるも、攻撃陣が得点を量産して逆転勝利」イングランド・プレミアリーグ第26節 リバプール-ルートン・タウン

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リーグで首位には立っているものの、前節も怪我人が出て11人を揃えるのにも苦労するリバプールは、ホームで18位のルートン・タウンと対戦。週末はカラバオカップの決勝を控えているため、前倒しでミッドウィークの開催となった。

リバプールはいつもの4-3-3で、前線がガクポ、ルイス・ディアス、エリオット、中盤がマカリスター、フラーフェンベルフ、遠藤という形。対するルートン・タウンは3-4-2-1。

試合はいきなりリバプールがルイス・ディアスの飛び出しからビッグチャンスを2度作るが、どちらも決められない。すると12分、ルートンのスローインからチョンが詰めた遠藤を股抜きパス、そこから左サイドを飛び出してのシュートはケレハーが手に当てたが、こぼれ球をオグベネに押し込まれて失点。

その後は圧倒的にリバプールがボールを支配するが、遠藤には相手のボランチ、バークリーがマンマークするために、ビルドアップに参加する機会が少ない。30分に遠藤の縦パスからガクポ、最後はルイス・ディアスがシュートもGK正面。31分にはドリブルでマークを交わして浮き球パスをルイス・ディアスに通すがキックが当たらず。

前半のリバプールは攻撃の機会は多いのだが、ルートンの守備陣が懸命に戻ってカバー、シュートの機会はあるがフリー状態で打てるシーンが無く、完全に崩しきった場面は皆無だった。

しかし後半になるとリバプールの攻撃がさらにスピードアップ、ルートンは何とか防いではいたのだが、後半10分にCKからファン・ダイクがヘッドを決めて同点にすると、14分にはスローインからニアゾーンに入ったマカリスターがダイレクトで折り返し、ガクポが頭で押し込んであっという間に逆転。

ルートンも反撃の意思を見せるが、逆に後半26分にリバプールは相手のスローインからのボールをロバートソンがパスカット、ボールを受けたルイス・ディアスが今度こそゴールをニアに決めて3点目。

35分には遠藤がマークされていたバークリーからボールを奪って、パスを受けたガクポが抜け出しシュートも右に外してしまう。リバプールは残り5分で10代の若手を一気に投入、すると45分に18歳のダンズがプレスバックでボールを奪ってラストパス、飛び出したガクポは足元でカットされるが、拾ったエリオットがファーに流し込んで4点目、これで完全に勝負あり。

遠藤はスタメンフル出場。この試合も安定感抜群で、ピッチのあちこちに動いてボールにプレッシャーをかけ、ハイボールは確実に競り勝ち、奪ったらシンプルに周りに繋げてリズムを作る。日本代表と違って、とにかく守備の仕事に専念して余計な色気を出さなければ、周りが勝手に点を取ってくれるのだから楽だよね(笑)。週末はカラバオカップでまず1冠をゲットと行きたいところだ。

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