「裏抜け、ゴリブル、CKと全ての攻撃は久保の足から」スペイン・コパ・デル・レイ ベスト16 レアル・ソシエダ-ラージョ・バジェカーノ

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スペイン国王杯のベスト16、リーグでは7位のレアル・ソシエダは9位のラージョ・バジェカーノとホームで対戦。ソシエダのフォーメーションはいつもの4-3-3、前線はオヤルサバル、バレネチェア、久保の3トップ。対するラージョは4-2-3-1の形。

早速2分には、右サイドでパスを受けた久保がPA内で仕掛けての折り返しをオヤルサバルがシュートも相手がブロック。さらにCKでは久保がキッカーを勤め、9分には連続して右サイドを縦突破と、今までとは違ってソシエダは久保に頼った攻撃になっている。

20分には久保が縦パスをキープ、エスピノは完全に久保の体を掴んでいたがノーファール。21分には右サイドで縦突破を仕掛けるが、相手が必死に戻ってカット。すると23分にCKの流れから久保が左サイドをえぐって折り返し、中に飛び込んだオヤルサバルが合わせてソシエダが先制する。

30分にも久保にサイドチェンジが通り、今度は右サイドをえぐってクロスも中とわずかに合わず。2分後にはワンツーから久保が抜け出しシュートもサイドネット。38分には自陣左サイドで久保がドリブルで持ち出すと、相手が後ろから抱えてファール。39分には縦パスを相手と競り合いながらワンタッチで抜け出し、PA内で後ろから倒されたかに見えたがノーファール。43分にはオヤルサバルのリターンを久保がシュートも相手に当たる。

そして前半ロスタイム、縦パスを受けたオヤルサバルが落としたボールを、インサイドハーフのオラサガスティが狙いすましたグラウンダーのミドルをゴール左隅に流し込み、ソシエダが追加点を決める。このまま前半を折り返すかと思われたが、ロスタイム5分にゴール前での競り合いでラージョにPKが与えられ、GKレミーロが手に当てたがゴール。2-1で前半を終える。

後半はラージョが前に出てきて激しくプレス、久保もダブルチームでマークを受け、常に縦を切られて前半のように仕掛けられなくなる。しかし16分に、久保が相手に手を掛けられながらもゴリゴリ振り切り、2人の間を割ってドリブル、パスを受けたオヤルサバルのクロスをファーに飛び込んだバレネチェアが決めたかに見えたが、オヤルサバルがオフサイドの判定。

21分にはサイドチェンジを受けた久保が溜めてクロスも相手に当たってGKがキャッチ。22分にも右でパスを受けた久保が、PA内に飛び込んだオラサガスティにパスを通すがゴールならず。しかし32分にラージョ左SBエスピノが2枚目のイエローで退場。その直後に、セルヒオ・ゴメスの蹴ったFKがバウンドして直接ゴールに吸い込まれ3点目。

43分には久保がお役御免、サポーターはスタンディングオベーション。試合はそのまま3-1でソシエダが勝利、国王杯のベスト8へと進出した。

最近の久保は、以前のように競り合いでわざと倒れてファールを取ってもらおうとするアピールが無くなり、相手に掴まれてもぶつかられても倒れない強さを身に着けてしまった。足元だけじゃなく裏抜けにもパスが来るようになり、今や完全にソシエダは久保のチーム。果たして今期はここからどれだけの結果を出せるのか楽しみである。

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