「60分で久保を下げたイマノル監督の謎判断」スペイン・リーガエスパニョーラ第14節 アスレティック・ビルバオ-レアル・ソシエダ

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A代表ウィーク明けのソシエダは、アウェイでビルバオとのバスク・ダービー。ビルバオのフォーメーションは4-2-3-1で、ソシエダはオヤルサバル1トップの、両SHにバレネチェアと久保が入った4-1-4-1の形。

試合はダービーらしく非常なハイペースでスタートするが、アウェイのソシエダはあまりラインを上げず、ビルバオがポゼッションで優位に立つ序盤。ソシエダはボールを奪ってもボールの預けどころが無く、何とかサイドから回してボールを運ぼうとするのだが、久保には対面のSBユーリが常にマークしているので、なかなか良い形を作れない。

ようやく前半16分にユーリから久保がタックルでボールを奪い、折り返しをスチッチがシュートもジャストミートせず。しかし27分にビルバオはソシエダゴール前で左右に揺さぶる攻撃を見せると、サイドはニコ・ウィリアムズのクロスにハビ・ロペスが競るも、背後からサンセトにねじ込まれてビルバオが先制する。

その後はビルバオがプレスの位置を下げて、ソシエダがボールを持てるようになるのだが、33分に久保がボールを持つとユーリだけでなくボランチまで来てダブルチームで対処され、決定機を作るには至らない。42分には久保が自陣からドリブル、抜かれながらも追っかけてきたプラードスに倒されイエローカードをプレゼント。

そして44分、久保が右サイドでボールを受けて中へ切れ込んでからフリーのバレネチェアにパスを通し、その折返しを中に飛び込んだ久保がダイレクトでシュート、しかしこれはオフサイドの位置にいたオヤルサバルに当たってゴールならず。

後半5分、久保がニコ・ウィリアムズに足を踏まれるがノーファール。15分には久保のカットインからまた左に展開、ニアゾーンに入ったスチッチの折り返しをオヤルサバルがスルー、裏のスビメンディが合わせるもゴール右に外れてしまう。

ここで久保とバレネチェアが下がってブライス・メンデスとベッカーが入り、セルヒオ・ゴメスが左SHに上がる。しかしこの交代は裏目に出て、その後はソシエダがほとんどチャンスを作れなくなってしまう。

ようやく33分に、ソシエダのCKからニアに入ったオヤルサバルがフリーでシュートも枠に飛ばせず。ソシエダのチャンスらしいチャンスはそれぐらいで、試合はそのまま1-0で試合終了。

試合後はマスコミやサポーターから、攻撃で唯一違いを作り出していた久保を下げた采配に批判が集中したようだが、ぶっちゃけ久保が残っていても勝てそうになかったし、代表帰りで怪我の危険を思えば下げた判断は、個人的には悪くなかったと思うのだが、やっぱりダービーだと皆熱くなってしまうんかねえ。

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