「イマノルがとうとう改心?久保頼みのサッカーでソシエダ快勝」スペイン・リーガエスパニョーラ第12節 セビージャ-レアル・ソシエダ

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久保を先発から外したり、出場しても左サイドで起用したりと、相変わらず腰が定まらなくて12位に低迷しているソシエダ。今節は10位のセビージャとアウェイで対戦。

セビージャのフォーメーションは4-2-3-1、ソシエダは4-3-3で前線は1トップがオヤルサバル、ウイングがセルヒオ・ゴメスと久保の並びでスタート。

前半3分、久保がサイドチェンジを受けてカットインから左足シュートも相手に当たってCK。今まではなかなか久保にボールが来なかったが、スチッチが入った影響もあるのか久保へ展開するパスが明らかに多くなっている。19分には久保が速いクロスも味方と合わず。

24分にはショートコーナーからドリブルで中に入った久保を追ったイドゥンボが怪我で下がる。そして34分スビメンディからのパスを受けた久保が、ペドロサのマークをあっさり振り切ってカットイン、左足でGKが反応できない強烈なシュートを決めてソシエダが先制する。

43分にもスビメンディが相手のパスをカットしてPAに走り込んだ久保に出すも、少しパスが弱くてペドロサに追いつかれてしまう。45分には久保が左足アウトサイドでクロスも、オヤルサバルのシュートは相手に防がれる。

後半5分、久保が右サイドを縦突破して股抜きの折り返しも味方と合わず。7分には久保の溜めからマイナスのパスをブライス・メンデスがシュートもゴール右。19分にはPA内に入ったスビメンディがマルコンにラリアットを食らうと、初めはノーファールだったがVARでPKの判定。これをオヤルサバルが右隅にきっちり決めて追加点。

当然、その後はセビージャが攻勢、久保も守備に回る時間帯が多くなる。34分には左からのクロスにイサーク・ロメロがドフリーでヘッドも決められない。35分には久保が下がってベッカーが入る。

42分にはアランブルのバックパスを拾ったイヘアナチョがGKを交わしてシュートも、まさかのキックミスでソシエダは命拾い。後半のロスタイムは5分だったが、結局最後までスコアは動かず0-2で試合終了。ソシエダは内容も結果も久々の快勝、暫定で8位に浮上した。

常に移籍が噂される久保をチームの柱にしてしまいたくないのか、イマノル監督はあえて久保に依存しないサッカーを試していたように見えるが、この試合でとにかく久保に良い形でボールを預けてチャンスメイクという狙いが徹底されていた。他チームなら必ず久保に対しては2人付けるのに、セビージャはペドロサ1枚しか付けなかったのも迂闊だったね。果たしてアウェイで快勝という結果を受けて、イマノル監督はこの路線を継続するのだろうか?

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