「冨安は足首を踏まれてもプレイ続行、ダービーの大勝に貢献」イングランド・プレミアリーグ第29節 アーセナル-チェルシー

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3強による熾烈な優勝争いを繰り広げているアーセナルは、ミッドウィークに29節延期分となるチェルシーとのロンドンダービー。

アーセナルは4-3-3のフォーメーションで、ウルヴス戦は欠場だった冨安が左SBで先発復帰。1トップがハヴァーツでウイングがトロサールとサカという並び。対するチェルシーは4-2-3-1で臨む。

冨安はいつものように、マイボール時にポジションを攻撃的な位置に上げるライスが開けたポジションを埋める、偽SBの役割をこなす立ち上がり。するといきなり前半5分、ライスのドリブルからラストパスを左サイドのトロサールが流し込んでアーセナルが先制する。

9分には冨安がニコラス・ジャクソンに思いっきり足裏で足首を踏まれ、一発レッドでもおかしくなかったがお咎めなしの謎判定。冨安は幸いにも大きな怪我はなく戦列に復帰。15分にはウーデゴールのアーリークロスに冨安が飛び込んでヘッドもバーの上。

25分頃にはアーセナルが立て続けにシュートもチェルシーGKペトロヴィッチがセーブ。その後はチェルシーのペース、42分にはギャラガーのクロスにジャクソンが飛び込むもアーセナルGKラヤが防ぐ。

後半4分には高い位置でボールを奪ったアーセナルが最後はライスがシュートもペトロヴィッチがセーブ。6分にはウーデゴールのスルーパスに反応したハヴァーツがシュートもまたペトロヴィッチが防ぐ。しかし7分、ショートCKから繋いで最後はベン・ホワイトが押し込みアーセナルがようやく追加点。

さらに13分、自陣からのカウンターでウーデゴールのパスにハヴァーツが抜け出し、ククレジャと競り合いながらゴールを決めてアーセナルが3点目。16分には冨安のインターセプトからクロスもファーに流れて上手く合わず。

しかし後半20分、右サイドでパスを繋いで最後はハヴァーツがポストに当たるゴールを決めて4点目。26分には右サイドに上がったベン・ホワイトがダイレクトで上げたクロスが、スライス回転がかかってゴールに吸い込まれてとうとう5点目。

この得点でハヴァーツ、トロサール、トーマス、冨安がお役御免。その後も前に出るチェルシーに対してアーセナルは何度かカウンター、マルティネッリに2度の決定機はあったが、最後までスコアは動かず5-0で試合終了。アーセナルが暫定で首位に立った。

冨安は前半に足を踏まれながらも元気にプレイ。マドゥエケのドリブルにはやや手こずったが、大きな破綻は見せなかった。攻撃では何度かオーバーラップは見せたが、デコイ的な使われ方に終始。まあクリーンシートにしっかり貢献できたので良しとしよう。

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