「三笘のクライフターンでアヤックスのレジェンドに敬意」UEFAヨーロッパリーグ グループB ブライトン-アヤックス

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リーグ戦は何とわずか1勝しかできず、ブービーの17位に沈んでいるアヤックス。5月に着任したばかりのミスリンタートSDを解任すると、月曜日にはモーリス・スタイン監督の首を飛ばし、マドゥロ暫定監督で臨む試合。

ヨーロッパリーグはここまで勝ち点1、公式戦5試合勝利無しと調子はイマイチなブライトン、フォーメーションは4-4-2で、ジョアン・ペドロとアンス・ファティの2トップ、三笘が左SHで先発。対するアヤックスは4-3-3の形でスタート。

試合はホームのブライトンが当然のようにボールを支配。前半6分には三笘がアヤックス相手に鮮やかなクライフターンを決め、折返しをジョアン・ペドロがシュートという決定機を早速演出。

その後もほぼハーフコートで試合が展開されるが、アヤックスは自陣で4-4-2のコンパクトなゾーンを作って中央をしっかり締めているので、なかなか最後まで崩しきれない。22分には三笘がカットインのボールが流れて相手を蹴ってしまい、イエローカードを受けてしまう。

25分にはGKスティールからのフィードを絶妙のトラップでスピードを落とさず三笘がドリブル、スルーパスに反応したジョアン・ペドロがDFに倒されるもノーファール。27分にはCKが流れたボールをアディングラがシュートもバーの上。

アヤックスの右SBガーエイにガッツリマークされてスペースを消された三笘は、36分に中へ入ってジョアン・ペドロの抜け出しにスルーパスをあわせるも、右足シュートはアヤックスGKラメイに阻まれる。

しかし42分、また三笘がやや内側にポジションを取ると、ダンクからの縦パスを一瞬のトラップで前に持ち出しカットインシュート、ラメイが弾いたこぼれ球に詰めたジョアン・ペドロが押し込んでブライトンが先制する。

後半になるとアヤックスが盛り返す。4-4-2で守る形は変わらないが、ラインがやや前半より高くなり、ボールを奪った後にサイドの選手が前に飛び出す動きが見られるようになる。前半は三笘にピン止めされてほとんど動かなかったガーエイもオーバーラップするシーンを作る。

ところが7分に、ブライトンは右サイドへボールを展開、アディングラの浮いたパスに走り込んだアンス・ファティが、足元にピタリとトラップしてからDFの股を抜いて流し込む美しいゴールを決めてブライトンが追加点。

11分にはDFからのロングフィードに三笘が追いつきキープ、アンス・ファティに横パスを合わせるがシュートはわずかに右でアシスト未遂。アヤックスも12分にベルフハイスがポストに当たるシュートを放つが、その後はまたブライトンが圧倒的にペースを握る。

三笘は中にポジションを取る時間帯が長くなり、ミルナーが三笘が開けたスペースに上がって来るなどのびのびプレーしている。逆にアヤックスは選手を次々に交代するが、一向にペースが上がらない。

ラスト15分間はほぼブライトンがボールをキープしながら時間を消費。ロスタイムに少しアヤックスが攻め込む場面はあったが、そのまま2-0で試合終了。ブライトンは久々のクリーンシートでグループ2位へと浮上した。

2点差を付けたので三笘を下げるかと思ったら、結局まさかのフル出場。ボールタッチの数自体はそれほど多くなかったが、先制点に繋がるシュートなど随所に切れがあるプレイを披露。ただ全体的にはムラがあり、らしくない技術の凡ミスや判断のミスも少なくなかった。疲労は抜けきってないと思うので、上手くターンオーバーして欲しいところなのだが・・・

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