「今期の川崎は外弁慶? 天敵の蔚山を破って連勝スタート」AFCチャンピオンズリーグ グループI 川崎フロンターレ-蔚山現代

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ACLグループリーグの初戦、ジョホールDTとの試合を勝利で飾った川崎は、同じく勝ち点3の蔚山現代とホームで2戦目。昨年もグループリーグで対戦して勝利出来ず、敗退の原因となった因縁の相手。

川崎のスタメンはGKチョン・ソンリョン、DF登里、山村、大南、山根、MF瀬古、橘田、脇坂、FWマルシーニョ、レアンドロ・ダミアン、瀬川の4-3-3。対する蔚山も4-2-3-1のフォーメーションで、元浦和の江坂も先発に並ぶ。

試合開始直後、マルシーニョとキム・テファンが小競り合いをする不穏なスタート。試合展開は、川崎がボールを保持して蔚山がフィジカルプレスからカウンターを狙う形。

前半10分には右サイドで細かくパスを繋ぎ、最後は脇坂がPA内で切り返しからシュートも大きく外してしまう。その直後にもレアンドロ・ダミアンがシュート、CKからフリーで橘田がボレーもバーの上。12分には山根のクロスにマルシーニョがヘッドも決められない。

25分過ぎからは蔚山のペースに変わり、江坂が絡んで何度か良い形を作るがゴールには至らず。33分に川崎がカウンターから瀬川がフリーでクロスもレアンドロ・ダミアンとタイミングが合わず。36分には山根のクロスにレアンドロ・ダミアンがシュートもジャストミートせずGKがキャッチ。

ハーフタイムでの交代は無しで両チームスタート。後半5分にはCKからのこぼれ球を瀬川がシュートもDFに当たる。蔚山も10分過ぎに川崎のゴール前で連続攻撃。14分にはカウンターからマルシーニョが飛び出すも、レアンドロ・ダミアンが遅れて相手に対応されてしまう。

22分には中盤で相手のパスをカット、スルーパスからレアンドロ・ダミアンがシュートも相手GKが足に当ててセーブ。ここで川崎はマルシーニョに代えて宮代を投入。29分には右サイドでボールを奪って瀬川のパスを受けた脇坂がシュートもGK正面。37分には右からのクロスがこぼれたボールを登里がボレーもミートせず。

後半38分に川崎はゴミスを投入、39分に脇坂のクロスにゴミスが飛び込むも、DF2人に挟まれて逆にファールを取られる。終盤は蔚山がドロー狙いで分厚い守備を敷き、川崎は攻めあぐねてドローの香りが漂う44分、右サイドからのパスを遠野が落とし、橘田がダイレクトでミドルを叩き込み、川崎が待望の先制点をゲットする。

その後は3分間のロスタイムもしっかり試合をコントロール、蔚山相手に1-0で待望の勝利。これでグループリーグ連勝で勝ち点6、単独首位に立つことになった。それにしても、蔚山はKリーグで首位らしいが、韓国らしい前線の力強さが感じられないチームだったね。次の直接対決は12月のアウェイ戦。それまでに決勝トーナメント進出を決めておきたいところだ。

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