「中村敬斗、冷静にGKの動きを見てのリーグアン初ゴール」フランス・リーグアン第6節 リール-スタッド・ランス

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ここまでリーグ5試合で2勝1分2敗と五分の星で9位に付けているスタッド・ランス。今節は6位のリールとアウェイで対戦。リールのフォーメーションは4-2-3-1で、ランスは4-3-3。ランスの前線はダラミーの1トップに、ウイングに中村敬斗と伊東純也が並ぶ形。

試合は意外にもポゼッションではイーブンな展開でスタートする。前半9分には中村が相手DFのパスをカット、伊東のスルーパスからムネツィがゴールもオフサイド。しかし12分に、伊東のCKから頭で折り返したボールをダラミーが足を上げて押し込み、アウェイのスタッド・ランスが先制する。

さらに前半15分、伊東がセンター右寄りで強引なキープから前にパス、ムネツィが抜け出して折り返したボールを、中村が足元でキープしながら相手GKが倒れ込んだタイミングを見て冷静にシュート、スタッド・ランスが追加点。

伊東は21分に相手のパスをカットしに行き、奪った後に倒されたがノーファールの判定。その後はランスが引き気味になり、伊東が前に出て中村が左SHになった4-4-2の形で守備をセット、リールがボールを支配する流れになる。33分に伊東はユムティティと激しく激突、しばらく倒れるシーンも。

後半開始早々にもフリーでシュートを打たれて何とかDFがブロック、6分には中村がカバーもカットインからシュートもGKがキャッチと、防戦一方のランス。7分には伊東がパスカットもダラミーがあっさりロスト。8分には中村がファールでイエローカード。

ランスは後半11分にようやくカウンターも、中村の折返しはDFに当たる。12分にはリールがCKからフリーでヘッドもディウフがジャンプしてキャッチ。14分にもカウンターから伊東がテウマにパスもラインを割ってしまう。20分にはサイドチェンジを受けた中村が中へ繋ぐも、ムネツィから伊東へのパスはカットされる。

25分、この試合初めて伊東がドリブルからPA内に入り、跨ぎフェイントからダラミーが落とし、ムネツィがシュートもリールGKシュヴァリエがファインセーブ。28分には伊東がロングボールを巧みにキープも、ドリブルでロスト。

リールは30分にワンツーからカヴァレイロに決定的なシュートを浴びるがDFが決死のスライディングで防ぐ。ここで中村とダラミーがお役御免、伊東はそのまま残る。すると34分にリールが連続攻撃からイスマイルのクロスをアンドレがヘディングを決めて1点差。

伊東は後半43分に交代、その後はリールの猛攻を受け続け、ロスタイム4分にはカヴァレイロに抜け出されシュートも枠を外れて、ランスは何とかそのままリードを守り切って試合終了、アウェイで大きな勝ち点3を手にした。

中村はリーグアン初ゴールを挙げたが、その後はほぼ守備のみで目立たず。しかし守備意識とオフ・ザ・ボールの動きは確実に向上、スタメンに値する貢献だった。伊東は中村のシュートにつながるデュエルはあったが、中村以上に守備専念、攻撃ではミスが多くイマイチ。でもアウェイで勝ったから十分だろう。

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