「森保ジャパンのアキレス腱、コスタリカ戦の克服なるか」キリンチャレンジカップ エルサルバドル戦展望

スポンサーリンク

さて今日はキリンチャレンジカップのエルサルバドル戦の開催日。まあリアタイで見るつもりはサラサラ無くて、普通に飲みの用事を入れてしまうぐらいの盛り上がりですが、皆様如何お過ごしでしょうか。

確かに、前回のキリンチャレンジカップで対戦したウルグアイやコロンビアに比べると格落ちの相手ですが、今後の代表を占う点においては興味深い試合ではないかと思っています。

ご存知のようにカタールW杯での森保ジャパンは、ドイツとスペインには勝利しましたが、その2チームより明らかに力が劣るコスタリカにはあっけなく敗戦を喫してしまいました。相手が攻撃的に来ると守ってカウンターサッカーがハマるけど、5バックで守られると何も出来なくなるという弱点を露呈してしまいました。

もちろん、第2期がスタートした森保監督にとってもその課題を放置するつもりは無くて、今期から代表スタッフに加わった名波コーチが中心となって、いわゆる「偽サイドバック」でポゼッションするサッカーを目指したようですが、コロンビア戦では見事にその付け焼き刃ぶりを露呈しました。

そこでエルサルバドル戦のスタメンを見ると、以下のような布陣が予想されています。

    上田
三笘      久保

  旗手  堂安
    守田
森下      菅原
  谷口  板倉

SBに入った森下と菅原は攻撃的な選手で、WB的に高い位置に上がって三笘と久保がインサイドに入り、旗手と堂安が後ろをカバーしたり、サイドの3人でローテーションをする攻撃の意図を感じるのですが、どうでしょうか。旗手も堂安も所属チームでは守備的な役割も担っているので、カバーリングが破綻することは無さそうです。

ただ、前回のコロンビア戦もそうでしたが、日本の偽SB戦術の問題は、DFラインでのビルドアップの形が全く出来ていない事です。本来であれば、DFラインとアンカーの3人を中心に素早くボールを動かし、相手の陣形を片方に寄せてスペースを作ってから、ようやく偽SBが上がって縦パスを入れる機会が生まれるわけです。

ところが日本のパス回しは遅くてぎこちなく、SBにボールが来ても相手のプレスが楽々間に合ってしまうので、高い位置を取ることが出来ずにバックパスを返すだけ、三笘と伊東までボールが来ずに孤立してしまいました。今回の森下も菅原も決してビルドアップが得意ではないだけに、不安は大きいです。

いくら良い選手を並べても、偽SBとかアップツーデートな戦術ワードを並べてみても、チームとしての形が出来ていなければ絵に描いた餅。エルサルバドルは中米の中でもチームワークを重んじる国民性らしく、コスタリカレベルの守備力を見せてくれるはず。たまには森保ジャパンが成長した姿が見てみたいところですな!

モバイルバージョンを終了
タイトルとURLをコピーしました