FAカップ4回戦でリバプールを三笘の大活躍で破ったブライトン。5回戦の相手はイングランド2部のチャンピオンシップで17位に沈んでいるストーク・シティとアウェイで対戦。
ストークのフォーメーションは4-3-3で、ブライトンは4-2-3-1で1トップがファーガソン、2列目が三笘、サルミエント、ブオナノッテという並び。
前半は上位のブライトンがボールを保持しようとする中、ストークはFWまでオールコートフィジカルマンマークを仕掛けて攻撃を分断。5分にはストークがカウンターからキャンベルがシュートもブライトンGKスティールが片手でセーブ。6分にはブライトンが三笘のサイドチェンジから連続攻撃を図る。
7分には三笘が左サイドでキープしてから大きくサイドチェンジ、最後はブオナノッテがシュートするが惜しくも枠外。13分にはストークがカウンターを狙うが、最後は三笘が自陣に戻ってカバーする。
ストークも三笘対策は徹底されており、右SBのスターリングは全く上がらず三笘を常時マーク、右インサイドハーフのベイカーは三苫へのパスコースを切るポジションを取る2枚重ね。22分には三笘が中に入り、ロングパスに抜け出すもコントロールしきれずGKにキャッチされる。
しかし前半30分、CBダンクからのスルーパスに三笘が左サイドを抜け出し、GKがシュートを予測して寄せたところを中へ折り返し、ファーガソンが難なく押し込んでブライトンが先制点をゲットする。失点からはストークが攻勢を強め、ブライトンは守勢に回る時間帯が続く。
後半になると、少しストークのプレスに勢いが無くなり、三笘がボールに絡む場面が徐々に増え始める。9分には三笘のクロスから最後はグロスがシュートも大きく左に外す。11分にはカウンターでサルミエントから三笘が中でパスを受けて、グロスにパスを出すがカバーにあってシュート出来ず。
14分もセンターに寄った三笘が基点となってカウンター、ブオナノッテにパスを通すがシュートまで行けず、そこからの流れでサルミエントがシュートもGKボナムに防がれる。19分にはストークのFKからトゥアンゼベがフリーでヘッド、しかしボールはわずかにゴール左。
後半25分を過ぎると、中盤にスペースが生まれて互いにシュートシーンが増え、三笘がカウンターの流れで絡むシーンが多くなるが、ラストパスがどうにもピタリと合わない。29分にはFKから頭で折り返したボールに三笘がファーサイドでシュートを狙うが枠外。ここで三笘はお役御免。
そこからはストークがパワープレイ気味の攻撃を仕掛け、ブライトンの選手にも疲れが見えて押し込まれる展開。終盤になってやっとストークの足が止まって、途中出場のウェルベックやウンダヴに追加点の決定機があったものの決められず、そのまま0-1で試合終了。ブライトンが辛くもベスト8へと駒を進めた。
三笘については、前半はスターリングのマークを受けながらも決勝アシストと結果は出したが、いつもに比べると弱気な感じでプレイの選択に迷いがあったような気もする。サイドのスペースを埋められて中へ入るプレイが増えて来たので、そこでどう得点に絡めるかが今後も課題だろう。