「伊東が得点に絡むも回数が少なすぎ、内容からすると妥当のドロー」フランス・リーグアン第15節 モンペリエ-スタッド・ランス

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最近の6試合は2勝4分と負け無しで来ている11位のスタッド・ランスは、アウェイで14位のモンペリエと対戦。モンペリエのフォーメーションは5-3-2で、スタッド・ランスは4-2-3-1、伊東純也は右SHで先発。

試合はいきなり前半1分に、右サイドでボールを受けた伊東がカットインからシュートも相手にブロックされる惜しいチャンス。モンペリエはロングボールを前線に蹴り込み、プレスをかけてセカンドボールを狙う大陸的なスタイル。守備では素早くサイドのスペースをWBが埋めるので、なかなかその後は伊東が良い形でボールを受けられない。

それでも16分には、中盤から伊東がモンペリエサポーターのブーイングを受けながらドリブルで持ち上がり、アウトサイドでパスを通すが味方のシュートは相手にブロックされる。32分にはワンタッチで右サイドを抜け出した伊東が角度のないところからシュート、これはモンペリエGKオムリンがかろうじて弾き、こぼれ球に味方が詰めるが枠の外。

モンペリエも35分にCKの流れからアーリークロスにDFラインと入れ替わってフリーで抜け出されるも、クロスの高さが合わずに命拾い。43分にもイージーなパスをカットされてワヒにGKと1対1の場面を作られるが、何とか粘ってシュートは打たせない。

後半は引き続きモンペリエのペース。ランスはホルムと伊東、ゼネリの3人が高い位置を取っているのだが、守備陣がプレッシャーを受けて余裕が無く、狙ったボールを出させてもらえない。

ようやく15分に、伊東が起点のカウンターからムネツィのクロスをバログンがシュート、跳ね返りをゼネリが押し込むもブロック、直後のCKからヘッドはクロスバー、跳ね返りをシュートもGKオムリンがスーパーセーブと連続で決定機。逆に17分にはモンペリエがカウンターからワイ、ルロワと決定機もディウフがセーブと、互いにビッグチャンスを決められない。

その後はまたモンペリエがペースを握るも、29分には左サイドに寄ってボールを受けた伊東が、中にドリブルで切れ込んでシュートも相手に当たる。そのCKからムネツィがフリーで飛び込むがボールが頭に当たらない。37分には伊東が中盤でボールを奪ってワンツーを仕掛けて倒されるがノーファール。

しかし後半42分、右サイドでボールを持ったファン・ベルヘンが中にいた伊東とワンツーで抜け出し、折り返しをムネツィが押し込みアウェイのスタッド・ランスが先制。これで勝ち点3獲得かと思われたのだが、後半ロスタイムにアーリークロスをディウフが競り合ったこぼれ球をデュライエに押し込まれて同点、そして試合終了。

ランスにとってはもったいないドローだったが、内容からするとむしろドローはラッキー。伊東も得点には絡んだが、そういう回数があまりに少なすぎた。彼自身も、いつもに比べるとミスが多く、連戦の疲れがあるのかもしれない。いずれにせよ、DFとボランチのビルドアップ能力が向上しないと、今後も勝ちきれない試合は続きそうである。

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