「本来の位置に戻った伊東が、ホーム初勝利を飾る決勝ゴール」フランス・リーグアン第12節 スタッド・ランス-オセール

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今シーズンは11節を終えて15位に沈んでいるスタッド・ランスは、第10節の後にオスカル・ガルシア監督を解任、アシスタント・マネージャーのウィル・スティルが暫定監督となり、スコアレスドローで終わったロリアン戦を受けてのオセールとのホーム戦。

ランスは今シーズン初の4バックで、1トップがバログン、トップ下にドゥンビア、右SHに出場停止明けの伊東が入った4-2-3-1。対するオセールも10/11でフルラン監督が解任、こちらも暫定体制での試合、フォーメーションは同じく4-2-3-1。

試合はホームのランスがペースを握り、序盤に伊東が何度か攻撃に絡んで4分にはクロスから惜しい場面を作る。しかしビルドアップ能力不足は明らかで、単調なロングボールを跳ね返されて徐々にオセールがボールを保持する時間が増える。

13分にはロングボールに伊東が反応してPA内に入るがトラップは流れてGKにキャッチされる。18分には伊東のクロスからセカンドボールを拾い、最後はゼネリがフリーでシュートも相手にブロックされる。24分にはドゥンビアがPAすぐ外からミドルもセーブされ、直後にはバログンが抜け出しシュートもGKが足に当てる。

さらに前半28分、中央に寄った伊東から絶妙のスルーパスがバログンに渡り、DFを振り切ってシュートもまたGKコスティルのファインセーブに遭ってしまう。しかしその直後に、今後は左のゼネリからバログンにスルーパス、今度はゴール右に流し込みホームのランスが先制する。

しかしオセールは、前半33分にサキのアーリークロスにニアンが頭1つ抜け出してヘディングを叩き込み、すぐさま同点に追いつく。37分には相手のパスミスを拾った伊東がそのまま持ち込んでシュートも、またコスティルのスーパーセーブに防がれる。

後半も7分に伊東のクロスからこぼれたボールをゼネリがミドルもバーの上。9分にPA内でパスを受けたバログンがターンからシュートもやっぱりコスティルに防がれる。その後はずっと膠着状態が続き、31分にフリプのクロスからバログンがフリーで合わせるもクロスバー。

36分には伊東がドリブルでPA内に仕掛けて倒されるがノーファール。そしてドローが見え始めた後半42分に、左サイドでバログンがPA内で仕掛けたこぼれ球を、ファン・メルヘンがシュート性のクロス、これをコスティルが弾いたボールを、ファーで待ち構えていた伊東が押し込み勝ち越しゴール。

ロスタイムにはクロスからラヴェロソンにヘッドを打たれるが枠外でランスは命拾い、そのまま何とか最後まで逃げ切って今シーズンのホーム初勝利、リーグの順位も1つ上げて14位に浮上した。

前前節に伊東が退場した事で代わりに入ったゼネリが、若干プレイがセルフィッシュではあるもののボールを運ぶ能力があり、それまで伊東にかかっていた守備のプレッシャーが軽減、さらにこれから活躍が期待できそうである。

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