「上田綺世がベルギー初のドッピエッタ、果たして本格的に覚醒したのか?」ベルギー・プロリーグ第11節 セルクル・ブルージュ-シャルルロワ

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開幕から降格圏に沈んだままのセルクル・ブルージュは、ここに来てリーグ戦で連勝して12位まで順位を上げている中、ホームで森岡がキャプテンで率いているシャルルロワと対戦。

セルクル・ブルージュのフォーメーションは3-4-2-1で、デンキーの1トップに上田綺世がシャドーの一角に入る。対するシャルルロワは森岡がダブルボランチに入った3-4-2-1。

試合は比較的静かな立ち上がりで、ややホームのセルクル・ブルージュがボールを保持する流れながら決定機には至らない。前半10分にセルクル・ブルージュのフランシスが強烈なミドルを放つもわずかに枠を外れる。

そんな中、前半31分にゴール前での混戦から左に流れたボールを上田がシュートもシャルルロワGKパトロンにキャッチされる。32分には左サイドでボールを繋いでのクロスを上田がヘッドも枠を外れる。

しかし前半32分、セルクル・ブルージュはショートコーナーからのクロスをマルセランが頭で落とし、上田がターンから逆サイドにシュートを決めて先制点をゲットする。シャルルロワも、41分に相手のシュートを手に当てたという判定でPKを得るが、セルクル・ブルージュGKマイエツキがコースを読んでセーブする。

後半4分、上田のスルーパスからホディッチがシュートするもGKがセーブ。8分にはシャルルロワがカウンターから最後は折り返しにフリーだったエンクバがシュートも決められない。すると後半12分、左サイドのスローインからデンキーが相手を背負って落とし、上田がダイレクトでファーへ蹴り込みドッピエッタ。

シャルルロワも後半9分に森岡のドリブルからエンクバがクロス、折り返しからのヘッドはGKマイエツキが一旦はキャッチしたが、DFのマルスランがハンドとのVAR判定でPK。今度はヘイマンスが決めて1点差に迫る。ここで上田はお役御免の交代。

セルクル・ブルージュは28分にデンキーのシュートをグボホが拾って流し込み、試合終了間際には相手のバックパスを拾ったケーラーが押し込んでダメ押しの4点目を奪って試合終了。これでセルクル・ブルージュは暫定で9位に浮上した。

上田綺世はベルギーに来て初のドッピエッタを記録。ただ、それは彼の能力が向上したというよりも1トップのデンキーが覚醒してポストプレイ役をこなしてくれるようになった部分が大きいのが正直なところだが、代表メンバー選出の前に大きなアピールになったことは確かだろう。

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