「旗手は攻撃だけは通用、前田は迷って萎縮、古橋はワンチャンスのみ」UEFAチャンピオンズリーグ グループF セルティック-レアル・マドリー

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ロシアがウクライナに侵攻した事で、チャンピオンズリーグのストレートインが決まったセルティック。その第1戦は、ホームにディフェンディング・チャンピオンであるレアル・マドリーを迎えての試合とあって、異常に盛り上がるセルティック・パーク。

セルティックのフォーメーションは4-3-2-1で、ギアクマキスの1トップにシャドーがジョタとアバダ、旗手がインサイドハーフで先発、レンジャーズ戦で負傷した古橋と前田はベンチスタート。対するレアルは4-3-3で3トップがベンゼマ、ヴィニシウス、バルベルデの並び。

試合はいきなりセルティックが勢いに乗って攻め込み、アバダのシュートがわずかに外れるいきなりの決定機。しかしすぐに個人技に勝るレアルがボールを支配する流れに。その中でも旗手はワンタッチパスが冴えて攻撃のアクセントになっている。

セルティックは13分にもジョタのダイレクトサイドチェンジからアバダがシュートもGKクルトワの正面。20分にはCKのこぼれ球を旗手がダイレクトボレーもやはりクルトワが正面でキャッチする。その直後にはギアクマキスの落としをマクレガーがゴールポストに当たるシュート、26分には旗手がPA内に切れ込んでクロスもミリトンがクリアと、セルティックが畳み掛けるがゴールならず。

レアルは30分にベンゼマが負傷交代でアザールが入り、ゼロトップの形になる。それでもその後はほぼレアルがボールを支配。旗手はボールを持つとショートパスで試合を落ち着かせようとするが、あまり戦況は変えられない。

後半からセルティックはアバダに代えて前田を投入。すると後半3分、右サイドからのクロスをトップに入っていた前田がボレーで合わせるもヒットせずクルトワがセーブという決定機。しかしレアルは後半から明らかに本気を出して来て、パススピードがさらに上げて来た。

すると後半11分。セルティックは右サイドをバルベルデに突破され、長いクロスをファーに入って来たヴィニシウスが合わせてレアルが先制する。さらに15分、アザールに中を突破され最後はモドリッチがアウトサイドのゴールを決めて追加点。旗手は最後にスライディングも間に合わず。

後半26分に古橋が投入、旗手が下がる。しかし運動量が落ちたセルティックはなかなかボールを奪えない。32分にはクロースのサイドチェンジからカルバハルが折り返し、アザールが決めてレアルが3点目、これでほぼ勝負あり。

セルティックも失点直後にジョタのクロスに古橋が浮かせたシュートもわずかにゴールを外すビッグチャンスはあったが、そのままレアルがボールを支配したまま0-3で試合終了。でもセルティックのサポーターは負けていても心底楽しそうだったね。

旗手はいつも通り、ハーフスペースに動いてボールを引き出しワンタッチで展開するフロンターレサッカーを見せていたが、守備はコースを切るだけでボールを奪う能力が足りない事を露呈、後半はガス欠。前田はヴィニシウスのマークに戻るのか、前方からプレスをかけるのか迷っていた。ボールに触っても思い切りが無く、大舞台に飲まれていた様子。古橋はそもそもボールが来ない事にはどうしようも無かった。

中田がペルージャにいた時代にセレッソと親善試合をしたことがあるんだけど、前半はセレッソが前がかりでたくさんチャンスは作るんだけど決められず、ペルージャは一発のパスからチャンスを作り、確実に点を決めて結果は0-2。それと一緒で、レアルに本気を出される前にセルティックが力尽きた印象。まあこの試合はしゃあない、次のシャフタール・ドネツク戦から本当のスタートだ。

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