開幕から2戦連続ドローのシュツットガルトは、ホームでフライブルクと対戦。シュツットガルトはいつもの3-4-2-1で左CBに伊藤、ダブルボランチの右に遠藤が入った形。対するフライブルクは4-2-3-1で、堂安はこれまでの右SHではなくてトップ下で先発。
フライブルクは守備時に堂安が遠藤をマークする役割になっており、明らかに攻守のキーマンである遠藤に守備力のある堂安を当てたのかと思いきや、堂安は左右にポジションを移すことが多くて流動的になっている。
試合が動いたのは前半11分、フライブルクが相手の縦パスをカットし、その流れからシルディリアのアーリークロスがスルッと左サイドまで流れ、フリーで走り込んでいたグリフォがファーサイドから押し込んでフライブルクが先制する。
その後はずっと中盤での潰し合いが続いたが、ようやく前半30分に右サイドに流れた堂安からグレゴリッチュにピンポイントクロスが出てヘッドという決定機。その後はシュツットガルトのペースになって、35分にはクロスをマヴロパノスがヘッドも、フライブルクGKフレッケンが横っ飛びでセーブ。
40分には伊藤のアーリークロスがカトンパ・ムブンパに届くがうまく収められず、直後にはフライブルクがカウンターでグレゴリッチュがドリブル、堂安にパスも足元に入りすぎてトラップが浮き、結局シュートまで行けず。41分にも伊藤のフィードからカライジッチが落とし、フューリッヒがシュートもDFに当たる。
後半4分にはDFからのフィードにソサが抜け出しシュートもGKに当たる。5分には堂安が右サイドでボールを受けてドリブルから右足シュートもフレッケンがセーブ。後半15分には堂安が下がってチョン・ウヨンが入る。
そこからはシュツットガルトがボールを支配、自陣でボールを持ったら遠藤がDFラインに入ってビルドアップ、カトンパ・ムブンパに2度ほどロングパスを通してチャンスを演出するがゴールにはつながらず。伊藤もほぼWBのような位置でアーリークロスを連発するが、ゴールには結びつかない。
終盤はシュツットガルトが4バックになって猛攻を仕掛け、32分には遠藤がポストからミドルシュートも相手に当たる。ロスタイムにはスローインからエグロフがシュートもゴールポスト左をかすめる。ラストはカライジッチへのパワープレイも実らず0-1で試合終了。
まあ堂安も含めてフライブルクの守り勝ちという試合だけど、それ以上にシュツットガルトの得点力不足が深刻。特に両WBのソサ、バクノマンの存在感が無くて、遠藤と伊藤のロングパスぐらいしか攻め手が無い。ソサは数少ない攻撃のキーマンだったのにこの不調は非常に痛い。さてここからどう立て直すつもりなんだろうか。