「アシスト含む全得点に絡む伊東の大活躍で、ゲンクは首位浮上」ベルギー・プロリーグ ELプレーオフ第2節 ゲンク-KVメヘレン

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ベルギーリーグのレギュラーシーズンで5~8位になった4チームは、ヨーロッパ・カンファレンスリーグの出場権をかけたプレーオフが待ち受けている。

優勝プレーオフと同様に、4チームでの6試合ホーム&アウェイの総当たりで、レギュラーシーズンの勝ち点を半分にした上で、1位になったチームが優勝プレーオフで4位になったチームとさらにプレーオフを行い、勝ったチームがECLへの出場権を手にするという狭き門。

伊東が累積警告のため出場停止だった第1節を、何とかゲント相手に1-0で辛勝したゲンクは、ホームの第2節で伊東が先発に復帰、4-3-3の右ウイングに入って1トップがオヌアチュ、左ウイングがトアストヴェトの並び。対するメヘレンは4-2-3-1のフォーメーション。

試合はアウェイのメヘレンに序盤は押し込まれる。25分には伊東のサイドから強烈なシュートを浴びるが、GKファンデフートがナイスセーブ、メヘレンも伊東に対しては相当警戒して、ボールを奪ったら伊東の裏を狙って攻めて来ている。

ここまで良いところが無かったゲンクだったが、前半31分に左サイドから中央でパスを受けた伊東からオーバーラップした右ムニョスにスルーパス、これをムニョスが決めてゲンクが先制する。36分にはオヌアチュからリターンを受けた伊東がシュートも枠外。

このゴールから一気に試合はゲンクが圧倒する流れになるが、後半は再び一進一退の展開で始まり、4分には伊東が右サイドをドリブル突破からクロスも中と上手く合わない。メヘレンも13分にクロスバーに当たるミドルシュートのチャンスを作る。

すると後半15分に左からのクロスにフリーで折り返すと、中にいたハイレマンスが膝トラップからシュートを決めてメヘレンが同点に追いつく。ゲンクも21分にオヌアチュが単独ドリブルでシュートまで持ち込むが枠外。

しかしここからゲンクがペースアップ、23分には攻め上がったオイエンからヘイネンへのスルーパスも、わずかにずれてGKにセーブされる。25分には伊東が受けたファールからのFKにCBマッケンジーがフリーでヘッドもファーに外れてしまう。

そのまま膠着状態が続き、次に試合が動いたのは後半35分。中盤でゲンクがボールを奪って伊東がペインツィルにスルーパス、折り返しを受けたボンゴンダがドリブルからDFの股間を抜く左足シュートをゴール右に決めてゲンクが勝ち越す。

しかしメヘレンも後半39分にゴール右でのFKから、スホーフスがニアを狙ったキックを蹴ると、ヘディングを予測してファーに意識が行っていたゲンクGKヴァンデフートが完全に逆を取られてゴールが決まってしまい、またもメヘレンが同点に。

そして後半42分、伊東がまたゴール前でファールをもらってFKを得ると、これをボンゴンダが直接ゴール左に流し込むFKを決めてゲンクがまたまた勝ち越し。ロスタイムには伊東が右サイドからマイナスの折り返し、これをペインツィルがヘッド、これは相手に阻まれたが跳ね返りを自身で決めて4点目。

試合はそのまま4-2で試合終了。これでゲンクは8位スタートから一気に暫定でELプレーオフ首位に浮上した。

伊東は記録上では1アシストのみだったが、アシスト以外にもスルーパス、ファールゲットと全得点に絡んでおり、相手に警戒されていながらもきっちり仕事を果たした。ブンデスのボルシアMGからオファーの噂があるけど、来期はどうするんだろう?

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