「オマーン相手に痛恨のドロー、そんなにオーストラリアは弱体化した?」カタールW杯アジア最終予選 グループB オマーン-オーストラリア

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日本がサウジを破った翌日の朝に、オーストラリアがオマーンと引き分けたと聞いて、どんな試合だったのか興味を持ったのでDAZNで観戦してみた。

オーストラリアのフォーメーションは4-1-4-1、1トップがマクラーレン、2列目がレッキー、アーヴァイン、ロギッチ、ボイル、アンカーがムーイという並び。対するオマーンはサウジ戦から攻撃陣が4人変わった4-4-2の形。

オーストラリアが前半6分にFKからいきなりゴールしたと思ったらオフサイド。その後はオーストラリアがずっとボールを支配する流れ。オーストラリアは右SHのレッキーにボールを集めて仕掛ける攻撃が多い。

前半14分に、オーストラリアはボールを奪って一発のロングパスにボイルが抜け出し、トラップしたところをオマーンGKファイズが飛び出して引っ掛けてしまい、文句なしのPK。これをマクラーレンが決めてオーストラリアが先制。

その後はオマーンがボールを保持する流れになるが、オーストラリアは長いサイドチェンジを使って高い位置で基点を作り、クロスに選手が飛び込むシンプルだけど力強い攻撃でオマーンにペースを渡さない。43分には右サイドでレッキーがスルーパスに抜け出して倒されるがPKにはならず。

後半もオーストラリアが押し気味に入ったが、5分にオマーンはカウンターからシュートも枠外。逆に9分、オマーンが左サイドで基点を作り、最後はボランチのアブドゥラが攻撃参加、カットインから右足のミドルを決めて同点に。

オーストラリアは23分にFKのこぼれ球をアーヴァインがシュートもわずかに右へ外れる。その後はどちらもペースが落ちて膠着状態に陥ったが、後半34分に左サイドからのクロスを落としたボールに飛び込んだムーイがダイレクトで決めて、再びオーストラリアがリード。

しかし後半42分、オマーンが左サイドでスルーパスに反応して飛び出したサレハに対して、カラチッチの反応が遅れて後ろから足を出したプレイにPKの判定、これをアブドゥラがGKの逆を取って再び同点。

後半ロスタイムは6分あったが、ホームのオマーンはまだ3位の可能性があるのに、何故かファールで転がって時間稼ぎ、5バックにして守り切る体勢。ロスタイム3分には右からのクロスが流れてフルスティッチがフリーになったがシュートは左に外れる。そして2-2のまま試合終了。

この試合のドローで、アーノルド監督には相当な非難が集まっているようだが、スピーディーにサイドへ展開、基点を作ってニアゾーンを使って崩す狙いは徹底されていて悪くないように思う。ただ問題は仕掛けがサイド偏重な分、相手のカウンターに弱みが出る点だろう。

来る3月のオーストラリア戦のポイントは、とにかく攻撃のキーマンであるレッキー、ボイルの両SHを日本がどうやって止めて、逆にサイドで主導権を握れるか。SBの酒井、長友の働きがポイントになって来そうだ。

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