まだ試合は明日の深夜ですが、昨日は仕事が残業で帰宅してからも細々とした用事が重なり、サッカーの試合を見る事が出来なかったので、先にサウジアラビア戦の展望を書いておきます。
予選の序盤2試合を1勝1敗で終えた日本に対し、サウジアラビアとオーストラリアは2連勝。このサウジとオーストラリアとの試合で勝ち点4以上が取れないと、W杯出場に向けて黄色信号が点灯してしまいます。なので、サウジに対しては引き分け以上が至上命題。
しかし日本代表はアジア予選ではサウジアウェイの試合は2連敗中、先のアジアカップでは勝利はしたもののボール支配率はわずか3割弱、シュート数は5対15と圧倒されながらかろうじての勝利と、鬼門中の鬼門と呼べる試合です。
自国リーグの選手を集めて万全の準備をしているサウジに対し、日本の主力はほとんどが欧州組。時差は少ないとは言え涼しいヨーロッパから気温30度以上の蒸し暑いジェッダで中3日の試合という事で、コンディションの差は埋めようがありません。
サウジがカウンターサッカーというのは昔の話で、今は4-2-3-1で両SBが高く上がったポゼッションサッカーで、サイドに基点を作って”サウジの鎌田”というべき、サルマーン・アル=ファラジュがトップ下の位置から広い視野と柔らかいボールタッチでチャンスメイク、PA内に飛び込んだ選手に合わせて仕留める攻撃を繰り出して来ます。
特に、サウジアウェイではベトナムが2点を失ったように、PA内に入る選手に対して不用意に身体を当ててしまうとPKを与える危険性があり、万が一にも先制点を取られてしまうと、残り時間は中東戦法を駆使しつつカウンターに切り替えて来るので、まだ攻撃が噛み合っていない日本にとっては極めて厳しい流れになってしまうでしょう。
とは言え、どうせ森保監督の事だから先発は大迫や長友といったピークを過ぎたベテランを並べて来そうなので、ここはあえて理想のスタメンを書いてみます。
FW 古橋 FW 南野 堂安 MF 中山 遠藤 守田 酒井 DF 板倉 吉田 冨安 GK 権田
フォーメーションは3-4-2-1。守備時には5バックになってサウジ得意のサイドアタックを封じ、遠藤と守田が中央でボールを奪い、DFラインの裏へ古橋、またはSBが上がったスペースに南野と堂安が飛び出し、パスを合わせてカウンターを狙うサッカー。
まあ現実には4-2-3-1でSHが守備に追われて6-2-2みたいになって前線が孤立してセカンドボールを拾われまくる未来しか見えませんがね(苦笑)。試合時間は午前2時からなので、朝は早めに起きて追っかけ再生でフォローしましょうかね。