「堂安の亡霊に苦しむ奥川、とにかく今は結果が欲しい」ドイツ・ブンデスリーガ第2節 グロイター・フュルト-アルミニア・ビーレフェルト

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開幕戦をホームで無得点ドローで終えたビーレフェルトは、第2節で昇格組のグロイター・フュルトと対戦。フォーメーションはどちらも中盤ダイアモンドの4-4-2で、奥川は前節と同様にトップ下での先発。

アウェイのビーレフェルトは、守備では相手のアンカーをマークしつつ、攻撃では2トップが下がり気味で奥川が前に出るゼロトップの形を取ることが多く、主にロングボール中心の組み立てで奥川は前線で左右に流れてボールを受ける動きをするが、なかなか良い形でボールが届かない。

前半25分には、珍しく奥川が縦パスをフリーで受けてターン、サイドへ繋ぐもシュートまで持って行けず。34分にはロングボールを頭で落とすも味方に繋がらず。39分には右サイドで縦パスを受けてPAに向かってドリブルもオフサイドの判定。逆に前半43分、DFのロストからグロイター・フュルトがGKと1対1の超決定機も右に外してくれて命拾い。

すると前半終了間際の45分、右サイドからの単純なアーリークロスにファビアン・クロスがダイビングヘッドを決めてビーレフェルトが先制点を決める。グロイター・フュルトも直後にカウンターからシュートもGKオルテガがしっかり防ぐ。

しかし後半3分、グロイター・フュルトがPA内で折り返したボールをプリートルが競り合いながら手に当ててしまい、VARでPKの判定。これをフルゴタがきっちり決めてグロイター・フュルトが同点に追いつく。

後半12分、奥川のプレスからボールを奪い、FWのラズミがカットインからシュートもGKの手にあたってクロスバー。直後にも右からのクロスをファビアン・クロスがヘッドもゴールならず。

ところが後半23分にビーレフェルトにとっては不幸が訪れる。インサイドハーフのシェプフが相手を後ろから抱えて倒してしまい、2枚目のイエローで退場。ビーレフェルトは4-3-2のフォーメーションに変更、奥川は右インサイドハーフの位置に移る。

当然、グロイター・フュルトがそこからはボールを支配するが、奥川も守備に奔走しつつマイボールになると積極的に攻撃参加、ボールは来なかったが精力的に動いてチームを助ける。そして奥川も後半ロスタイム突入前に交代してそのまま1-1で試合終了。

退場者を出してアウェイで勝ち点1という結果は悪くないが、奥川の役割としては消化不良。味方からボールを預けられた堂安と違って、奥川がそこにいるから強みがある、という点が無いのが辛い。どんな形でもいいからゴールやアシストという結果が欲しいところだね。

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