「ポステコグルー監督のラストマッチは、ホンダFCによるアップセット?」天皇杯2回戦 横浜Fマリノス-ホンダFC

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2年連続天皇杯ベスト8、プロのクラブを何度も破ってきたアマチュア最強のホンダFC。今年は2回戦で横浜Fマリノスと対戦。

ホンダのフォーメーションは4-1-4-1で、守備時は2ラインをコンパクトに保った上にバイタルはアンカーの選手が封じる形で、攻撃はサイドを中心にワンタッチパスで崩すコレクティブなサッカーを見せる。

試合は横浜がボールを支配しながらもホンダが要所を締める流れで始まったが、前半27分にホンダがFK場面で、高野が相手を引っ張って倒したという判定でPK、これを何とGKの楠本がゴール左上に決めてホンダが先制する。

後半17分に横浜は4人の選手を一挙に交代。これで中盤の強度が高くなり、後半23分に横浜がボールを奪って素早くハーフカウンター、マルコス・ジュニオールのクロスをファーに飛び込んだエウベルがきっちり合わせて同点に追いつく。

さらに横浜は、後半27分にクロスからフリーのマルコス・ジュニオールがボレーもヒットせず、28分にはエウベルのシュートがゴールポストに当たる。33分にはアーリークロスをマルコス・ジュニオール、同じ形でレオセアラが合わせるも枠外と、次々に決定機を重ねるが得点できず。

そこまで横浜に押されまくっていたホンダも反撃、後半40分に岡崎がスルーパスに抜け出しGKと1対1になるも梶川が体に当てて防ぎ、結局ロスタイムもスコアは動かず試合は15分ハーフの延長戦へ。

延長前半は再びホンダが攻勢に出る。横浜は疲れがあるのか中盤が間延びして、後半のように良い形でボールを奪えない。それでも10分に天野のクロスをマルコス・ジュニオールがヘッドもGKキャッチ。さらに12分、カウンターからエウベルが折り返すと、レオセアラが押し込みようやく横浜が勝ち越す。

これで横浜が試合を決めたかと思いきや、延長後半開始直後にホンダが攻め込み、左サイドからのクロスを中でスルー、中にいた岡崎が押し込みまたもホンダが追いついてしまう。

そこからは横浜は足が止まり気味になってホンダが優勢、ここでポステコグルー監督はPK戦を睨んでかGKを梶川から高丘へと交代する異例の采配。しかしPK戦の最初でチアゴ・マルティンスが防がれ、高丘は5本ともコースを読みながらも防げず、ホンダが勝利をモノにした。

後半に4選手を交代してからは数え切れない決定機を作っていたので、そこで1つでも決めていれば違う結果になっていたはずだ。スコットランドのセルティックへの移籍が近いと報じられているポステコグルー監督にとって、これが横浜Fマリノスでの最後の試合となってしまったら、悔やんでも悔やみきれないだろうね。

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