「早速中心選手としてボールを集めてチャンスメイク、香川のリーグ戦デビュー」ギリシャ・スーパーリーグ第21節 PAOKサロニカ-アポロン・スミルニス

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昨晩はクラブワールドカップの決勝があったのだが、日程をすっかり忘れていて録画できず。仕方ないので、香川の移籍に合わせて急遽放映権を獲得したDAZNで、PAOKの試合を見てみた。

現在PAOKはギリシャリーグで4位。とは言え、首位のオリンピアコスからは勝ち点が15も離れていて、チャンピオンズリーグにストレートインとなる優勝は難しく、リーグ2位になってチャンピオンズリーグの予選2回戦への出場権を狙う状態。

この試合はせっかく前半に1点をリードしながら、後半に入ってすぐにPKを与えて失点、その後も中盤でミスを連発してあっさりDFラインの裏を取られるシーンが目立ち、いつ逆転を許してもおかしくない状態の後半16分から香川が登場、4-2-3-1のトップ下の位置に入る。。

入って1分で、左サイドでショートパスを受けてカットインからシュートも相手にブロックされる。18分にもパスを受けてすっとターン、前を向いて攻撃のリズムを作り出す。22分にはそれまでチームに無かった正確なサイドチェンジを見せる。24分には香川の展開パスを受けたワルダーがシュートもGKがハンドオフ。

さらに後半25分に左からPAへ侵入、ボールを浮かせたワンツーもシュートまで行けず、その直後には香川の浮いたスルーパスからワルダーが角度の無いところからシュートもGKがセーブ。29分、右サイドで後ろ向きにボールをもらって反転、2人を置き去りにしてドリブル、パスは味方に渡らず。

すると後半36分、アポロンにセカンドボールを拾われ、DFラインが揃ってないスキを突かれて左サイドからシュートを決められ逆転を許す。そこからは香川はボランチの位置に下がってパスを配給する役目に変わる。

PAOKは後半43分にCKからインガソンが押し込み同点に追いつき、最後はパワープレイを仕掛けてPAのすぐ外で2度のFKを得るなどチャンスを作るが、結局最後まで得点は決められずそのまま2-2のドローで試合終了。PAOKにとってはホームで10位のチームに勝ち切れず痛い結果となってしまった。

ただ、香川自身の出来としては、最初から味方はボールを集めてくれるし、相手が10位のチームというのもあってかプレッシャーが緩く、得点こそ決められなかったが香川が絡んだ決定機は何度もあり、十分戦力として働けそうだ。チャンピオンズリーグに出場出来るよう、頑張っていただきたい。

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