「監督交代ドーピングもあっさり蹴散らす長谷部、契約延長も当然の底力」ドイツ・ブンデスリーガ第19節 フランクフルト-ヘルタ・ベルリン

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今シーズンは、ピョンテク、ルケバキオ、グェンドゥージといった強力な補強をしたにも関わらず、ここ4試合で1分3敗、前節はブレーメンに1-4と惨敗してラッバディア監督が解任、ダルダイ監督が就任しての初試合となったヘルタ・ベルリン。今節はリーグ戦7試合負け無しで4位と好調なフランクフルトと対戦。

フランクフルトのフォーメーションは3-4-2-1で、長谷部はいつものようにボランチに入り、鎌田はユネスと一緒に2シャドーの一角で先発。ヘルタは4-2-3-1のフォーメーションでスタート。

試合は監督が変わったヘルタが意欲的な攻撃を見せるが、フランクフルトも長谷部の素早いパス出しに鎌田が高い位置で絡み、互いにゴール前でのシーンが多い激しい展開。しかし15分を過ぎると徐々にホームのフランクフルトがペースを握り、ヘルタが自陣に押し込められる展開になる。

前半28分に鎌田がPA内でこぼれ球を拾って至近距離からのシュートもGKに当ててしまってゴールならず。35分にも長谷部の縦パスをアンドレ・シウバがワンタッチで流し、鎌田がPAへ飛び込むもボールが長くてクリアされる。43分にはアンドレ・シウバがシュートもわずかにゴール左へ外れる。

後半もボールを保持するのはフランクフルトで、ヘルタがカウンターを狙う流れ。フランクフルトは後半15分にコスティッチのシュートが惜しくも右に外れると、17分には長谷部のロングスルーから抜け出した鎌田がシュートもGKが右手1本で弾き、決定機を連続で決められない。

すると後半21分、フランクフルトゴール前での混戦からピョンテクのシュートが決まってアウェイのヘルタが先制するが、直後にフランクフルトもコスティッチのクロスにアンドレ・シウバがピンポイントで合わせて同点。

そこからしばらくは、中盤に空いたスペースを使って互いに攻め合う展開が続き、後半30分に長谷部はローデと、36分には鎌田はフルスティッチと交代。するとそのフルスティッチのFKからこぼれ球をトゥーレがクロス、これをニアでヒンテレッガーが強烈なヘッドを叩き込んでフランクフルトが勝ち越し。

ここでヘルタは一気に3人の選手を交代、90分にはPA内での折り返すをピョンテクがシュートという決定機もバーの上。そして後半ロスタイム、カウンターからコスティッチのクロスをトラップしたアンドレ・シウバをクーニャがスライディングで倒し、これがPKと判定されて3点目のダメ押し、そして試合終了。フランクフルトが難しい試合をものにして4位をキープした。

鎌田は珍しく(?)攻守においてインテンシティの高いプレイを見せて、前線で視野の広さと技術の確かさを見せたが、シュートの精度や単独でのキープ力に課題を残す出来。長谷部はいつもどおり的確で早いタイミングのパスで攻撃を牽引、チームがヘルタのペースに巻き込まれるのを防ぐ活躍。来期の契約延長が確実視されるのも当然の安定感だったね。

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