「堂安はチームリーダーになって逆におとなしくなった?」ドイツ・ブンデスリーガ第15節 アルミニア・ビーレフェルト-ヘルタ・ベルリン

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現在はリーグ16位とプレーオフ圏にギリギリ引っかかっているビーレフェルトは、12位のヘルタとホームで対戦。ビーレフェルトのフォーメーションはいつもの4-4-2で、もちろん堂安は右SHで先発。対するヘルタは4-3-3の形で対峙する。

試合は上位のヘルタが、元アーセナルのグエンドゥジを中心に序盤から試合を支配、3トップが高い位置からビーレフェルトのDFにプレッシャーをかけてビルドアップを阻害、堂安もサイドでボールを繋ぐだけで精一杯。前半10分までに二度もPA内でシュートを撃たれるなど苦しい展開。

前半13分ごろからようやくヘルタのプレスが落ち着き、徐々に堂安も高い位置でボールに絡むシーンが見られるようになると、前半35分に堂安のスルーパスからクロス、これに飛び込んだファビアン・クロスがシュタルクに引っ張られて倒れ、これが一度はPKと判定されてペナルティスポットに堂安が立ったが、結局VARでノーファール。

後半は逆にビーレフェルトのペース。3分にはアーリークロスが流れてゴール前で受けたコルドバがシュートもニアにはずれてしまう。10分には堂安が右サイドで2人のマーカーを個人技で抜き去り、シュートを打つもヘルタGKシュヴォロウにハンドオフされてしまう。

しかし後半19分、ロングスローから相手のクリアが浮いたところで、競り合ったヤーボの肩に当たり、こぼれたボールをヤーボ自身が蹴り込みゴール。ヘルタの選手は競り合いでファールがあったと抗議したが得点が認められる。

後半25分には右サイドで堂安が股抜きパスからリターンを受け、カットインドリブルから左足で巻いたシュートを放つもゴールポストに当たって跳ね返り、残念ながらゴールならず。36分にはゴール正面25mのところから堂安が直接FKも、壁に当たってバーの上。

ビハインドのヘルタは、意外とその後もおとなしく、ようやく後半ロスタイムになってパワープレイからチャンスを作るようになるが、競り合いがややビーレフェルト寄りの判定でファールを取ってもらえず、最後にグエンドゥジがゴールライン際を突破して折り返すもビーレフェルトGKオルテガがセーブして試合終了、ビーレフェルトが1-0で勝利を飾った。

堂安はFKもCKも、幻に終わったがPKまで全てのセットプレイキッカーを任されるほど絶対的な信頼を得ており、そのせいかプレイにあまりガツガツとした必死さが無く、不自然に利他的なプレイが多かったかなという印象。インサイドハーフやボランチならそんな枯れたスタイルもアリなのかもしれないが、ビーレフェルトというチームでSHという攻撃的なポジションを任されるのであれば、もっとギラギラしたプレイであって欲しいと思ってしまうのだが。

 

 

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