現在3位と好調のシャルルロワと、ヨーロッパリーグで決勝トーナメント進出を決め、リーグでも6位を維持しているアントワープとの対戦。シャルルロワは4-2-3-1のフォーメーションで、森岡はダブルボランチの一角で先発、アントワープは3-4-1-2の形で三好はベンチスタート。
試合は、ホームのアントワープが両サイドのWBを高い位置に上げてボールを支配するも、さほどインテンシティは高くなく、シャルルロワは森岡がボールを持てる時間は作れていて、サイドへの長いボールで陣地を挽回しようという狙いが見える。
それでもアントワープはシャルルロワゴール前での時間が多い分、シャルルロワのミスやこぼれ球から何度かチャンスは得るのだが決められず、シャルルロワも28分に森岡が高い位置でボールを奪い、そのまま持ち込みシュートもGKに防がれる決定機。34分にもシャルルロワのニコルソンが決定機も枠に飛ばず。
前半終了間際に猛攻を見せたアントワープだが、先制したのはシャルルロワ。後半6分に右からのクロスを折り返したボールが、アントワープのDFセックに当たってゴールに入るオウンゴールが決まってしまう。
ここでアントワープは後半12分に三好をアンポマーに代えて2トップの右へ投入、するといきなりCKから強烈なミドルシュートを放つご挨拶。後半22分にもムボカニとのワンツーから三好がシュートも枠外。
しかしその後もサイドを完全に支配して圧倒的に攻めるアントワープは、26分に三好のシュートはGKに足で阻まれたが、その流れから途中出場のユークレロからのクロスにベナベンテが合わせて同点に追いつく。
後半32分にはPA内で三好が1人交わしてチャンスメイク、直後にPA内で倒されるもファールならず、しかし33分にアーリークロスのクリアミスを中へ入ったムボカニが足に当てて飛び出したGKを交わす技アリの逆転ゴール。
ビハインドになったシャルルロワだが、攻めはパワープレイ気味にロングボールが主体になってしまい、森岡の出番は少ない。後半5分のロスタイムもシャルルロワは決定的なチャンスを作れずそのまま2-1で試合終了。これでシャルルロワは3位キープながらも、アントワープはシャルルロワと勝ち点2差の5位に浮上した。
三好の投入がアントワープにとって確実に攻撃のリズムを変えたアクセントになったのに対し、森岡はインテンシティ低めのプレイであまり貢献度は高くなかった感じ。過密日程の中、チームとしても個人としても踏ん張りどころだろう。