「遠藤ダービーならず、航のほうはフル出場ながら前後半で別人の出来」ドイツ・ブンデスリーガ第12節 シュツットガルト-ウニオン・ベルリン

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今週はミッドウィークに行われたブンデスリーガの第12節。前節にドルトムントを破って7位と勢いに乗っているシュツットガルトは、同じく6位と好調を維持しているウニオン・ベルリンとの対戦。シュツットガルトの遠藤航は3-4-2-1のスタメンで先発だが、ウニオン・ベルリンの遠藤渓太はベンチスタート。

試合はいきなり前半4分に、ウニオン・ベルリンが相手ゴール前30m地点でFKを得ると、トリメルのキックに遠藤と競り合ったフリードリヒが高さで勝ってヘディング、ゴールに吸い込まれてウニオン・ベルリンが先制点をゲット。普段はハイボールに強い遠藤だが、横にスライドしながらのジャンプはさすがに無理があった。

その後はシュツットガルトがボールを支配するが、遠藤の相方であるカストロがマンガラ以上に攻撃参加するため、遠藤がほぼワンボランチ状態で、ウニオン・ベルリンにカウンターから何度かチャンスを作られる始末。

ドルトムント戦から中2日とあって、いつもに比べると遠藤の反応速度が鈍く、大活躍中のワマンギトゥカには常時マンマークを付けられるなど、ウニオン・ベルリンがシュツットガルトを研究していたせいもあって、シュツットガルトはボールを支配する割には決定機が作れない。

後半からシュツットガルトはディダヴィとクリバリを投入、早速ディダヴィの浮き球パスからニコラス・ゴンサレスがオーバーヘッド気味のシュートを放つがクロスバー、こぼれ球をフリーのワマンギトゥカがシュートもヒットせず。

6分にはクリバリのクロスにニコラス・ゴンサレスがヘッドも決められず。19分には相手のミスパスを拾って最後はカストロがシュートもGKに当たってゴールギリギリでクリアされる。

シュツットガルトは前半とは打って変わって、各選手が自信を持って攻めたプレイを見せて圧倒的に攻め込むものの、肝心のシュートだけが決まらない。すると後半32分にカウンターの流れからのクロスをアウォニイがヘッドでファーに決め、ウニオン・ベルリンが大きな追加点。

ここでシュツットガルトはカライジッチ、クレメントを入れて遠藤をリベロに下げる。するとこの采配が見事に当たり、後半40分にクレメントのCKからカライジッチがドンピシャのヘッドで1点を返す。

さらに後半45分にはアーリークロスをカライジッチが胸トラップからシュートを決めたが、主審が笛を吹いていったんはノーゴール。しかしVARで得点が認められシュツットガルトが同点。ウニオン・ベルリンも直後に決定機を作るが決められず、そのまま2-2のドローで試合終了。

結局、遠藤渓太のほうは出場が無く、遠藤ダービーは実現せず。遠藤航については、マンガラよりもさらに守備をしないカストロが入ったために、事実上の3-1-4-2状態で前半は苦労したが、後半は各選手がしっかり前にボールを運んでいたので守備負担が軽減、持ち前の狩り能力を発揮できたので、プラマイゼロというところか。

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