開幕戦をウエスカとドローに終わったビジャレアルは、第2節で同じくセルタとドローに終わったエイバルと対戦。ビジャレアルは4-4-1-1のフォーメーションで久保はベンチスタート、エイバルは4-1-4-1のフォーメーションで乾が左SHとして先発。急遽エイバルへのレンタル移籍が発表された武藤はベンチ。
試合は、エイバルがアウェイながら果敢に高い位置からプレスを仕掛け、ボールを奪ったら速攻で素早く攻めるサッカーが浸透、21分にはGKドミトロヴィッチからのフィードを乾が絶妙なトラップで前に出て、GKと1対1になるが肝心のシュートを決められない。
ビジャレアルはエイバルのハイラインの裏を取る攻撃で、何度かゴールネットを揺らすシーンを作るのだが、ことごとくエイバルのラインコントロールの前に、前半だけで7回ものオフサイドを取られてしまう。前半ロスタイムにはセットプレイからチュクウェゼがカウンターからクロスもカットされる、
後半3分にビジャレアルはFKからアルビオルがフリーで合わせるもわずかに枠外、逆にエイバルは後半5分、パスカットから乾が繋いでエスポージトのスルーパスをキケ・ガルシアが落ち着いたトラップからシュートを決めて先制する。その直後には乾がカットインからシュートも大きく上に外す。
その後はビジャレアルが圧倒的にボールを支配する中、15分に乾が中盤で上手くターンをし、そこからドリブルで持ち込んで左へパスも短くなって相手にカットされる。今度は逆に、ビジャレアルはアーリークロスをチュクウェゼが折り返し、ジェラール・モレノが抜群のフェイントからファーに流し込み同点。
しばらく出番が無かった乾は23分にサイドチェンジを受けてカットインからシュートも上に外れる。そして26分、ジェラール・モレノからのスルーパスにパコ・アルカセルがぎりぎり抜け出し、GKを交わしてシュートを流し込む。これは一度オフサイドと判定されるも、VARで覆って得点が認められる。
そして後半39分に、久保はチュクウェゼに代わって投入、右SHの位置に入ると、43分に右のスペースに飛び出し、中へ突破して触ればゴールというクロスを放つ。ロスタイムには、左からのパスを受けた久保から右に流し、シュートに繋げるもオフサイド。ロスタイム5分にはカウンターから股抜きシュートを狙うも足に当たってGKに拾われる。そのまま試合は2-1で終了、ビジャレアルがシーズン初勝利を飾った。
乾はトラップが冴えて攻守で効いていたけど、相変わらずシュート精度が残念。久保については、本来の右サイドで出場したのもあって短い時間ながら見せ場は作った。が、そこはチュクウェゼがファーストチョイスだけに、スタメンでの出番は難しい。悩ましいところだね。