プレミアリーグの選手に感染者が続出、とうとう試合の延期が決まってしまったチャンピオンズリーグ。もしかすると今シーズンはこの試合で見納めになってしまうかもしれない。
それにしても、2試合連続で無観客試合を見ていたので、アンフィールドのスタンドに満員のサポーターが詰めかけている光景が、なんだかとても昔の事にように思えてしまう。
さてディフェンディングチャンピオンのリバプールだが、試合開始から明らかに本調子では無かった。いつものホームで見せるような、前線からの激しいプレスが無くてあっさりとカウンターを許してしまうし、DF陣の反応が遅くてズルズル下がりがちで、試合開始直後にジエゴ・コスタにスルッと抜け出される決定機を作られるなどパッとしない。
それでも前半42分にニアゾーンに飛び込んだチェンバレンのクロスをワイナルドゥムがファーに流し込みトータルで同点に追いつくと、後半からも勢いに乗ってアトレティコを攻め立て、後半22分にはサラーのシュートからロバートソンのヘッドがクロスバー、直後にアーノルドの強烈なシュートはアトレティコGKオブラクがファインセーブと運が無い。
試合終了間際もマネのオーバーヘッドやサラーのカットインシュートと猛攻を見せるが決まらず延長に。そして4分、ワイナルドゥムの右サイド突破からフィルミーノのヘッドはポストだったがこぼれ球を押し込みゴール、これでリバプールの勝利は間違いないと誰もが思ったはずだった。
が、これで気を抜いてしまったのか、リバプールGKアドリアンがバックパスからのキックをジョアン・フェリックスにカットされ、ノールックパスを受けたジョレンテが上手くゴールに流し込み、逆にアトレティコがアウェイゴールでリードする。さらに延長前半ロスタイム、3人のDFで囲みながらも寄せきれず、ジョレンテに決められ万事休す。