現在4位のアントワープと、6位のゲンクの上位直接対決。前節は先発だったアントワープの三好はベンチスタートで、伊東はこの試合も4-2-3-1の右SHで先発した。
試合はホームのアントワープがボールを支配、たまに伊東がドリブルで仕掛けてもすぐに囲まれなかなか打開が出来なかったが、13分に反対の右サイドからボンゴンダのクロスを、オヌアチュがDFラインをスッと抜け出て頭で合わせ、アウェイのゲンクが先制する。
その後はさらにアントワープの力攻めが増し、ゴール前でのセットプレイが増えるが何とか無失点を続けるゲンク。30分にはカウンターから伊東純也が高速ドリブルで1対1を振り切ろうとするがタックルで倒されイエローを与えるが、38分にとうとうFKの場面でゴール前の競り合いがオウンゴールになって同点にされてしまう。
後半になってゲンクは3-4-3にフォーメーションを変更、前半は2トップを当てられて機能しなかったビルドアップで立て直そうとする。後半の序盤はやはり押される展開で始まるが、10分ごろからゲンクがサイドを使えるようになり、伊東があわやというGKへのチャージを見せると、前半は1本しか無かったシュートの場面を連続して作る。
後半33分、ロングボールにオヌアチュが流したボールを伊東が拾い、そのままGKを交わしに行って倒されたが、残念ながらファールを取ってもらえず。そこからは中盤にスペースが空いて互いにゴール前の攻防が増えるが、どちらも決定機を決められず試合終了。
伊東は92分までプレイ、前半はランケルゼに押し込まれて守備に戻る場面が多く、ドリブルで切り裂く場面はいくつかあったが孤立気味で、後半はボールに絡んだがラストプレイの判断がイマイチで得点に繋がらず。三好は結局出番無し。日本人にとってもいろいろ痛み分けな試合だったかな。