「フルタイム出場の久保、最後はヘロヘロだったが随所で進化を見せる」スペイン・リーガエスパニョーラ第6節 マジョルカ-アトレティコ・マドリー

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久保が初先発となったアトレティコ・マドリー戦、マジョルカのフォーメーションは4-4-1-1で久保は右SHに入り、アトレティコはおなじみ4-4-2でのスタート。

序盤こそ久保がボールを触る機会はあったのだが、しばらくするとボールポゼッションは完全にアトレティコが握り、久保はひたすらサイドで守備に追われる展開。セットプレイではセビージャと並ぶ事が多いものの、実際のキックはセビージャが蹴っている。

スコアが動いたのは前半26分、コケのCKからの流れで再びコケがクロス、中にいたジエゴ・コスタが頭でねじ込みアトレティコが先制する。さらに29分、ジョアン・フェリックスのオーバーヘッドにハンドの判定で一度はPKを与えられたが、その前のジョアン・フェリックスにハンドがあったとVARで判断されてノーゴール。

35分ごろから、右SBのサストレから久保へ縦にボールが入るようになり、少しずつマジョルカにおける攻撃の中心として存在感を発揮し始める。しかし決定機を作るまでには至らず前半を終了する。

後半早々、カウンターから久保がパスを繋ぎ、ダニ・ロドリゲスからパスを受けて右サイドからシュートするも、ゴールポストに当たってアトレティコGKオブラクがかろうしてセーブという決定機を作る。その直後にもオブラクのキックミスを拾った久保がシュートも、これは大きく外してしまう。

しかし後半8分に久保がボールをもらったところで後ろから当てられ、ファールにならずシュート家で持っていけないシーンを作ってしまうと、20分にはFKからのこぼれ球をジョアン・フェリックスがシュート、これがマジョルカDFに当たってコースが変わり、2点目を決められてしまう。

アトレティコは後半25分にモラタを投入する。その直後に右サイドでドリブルから抜け出した久保のクロスにフリーでプラッツが頭で合わせるが得点ならず。しかし32分に、アトレティコは途中出場のモラタがイエローを立て続けにもらって退場、10人になってしまう。

終盤の久保は疲れが見えて腰に手を当てる場面が見える。そして10人んいなったアトレティコは徹底的にスペースを潰して久保にも必ず1~2人のマークが付き、かえってボールを受ける場面が減ってしまう。そしてそのまま0-2で試合終了。

前回に比べると右サイドにポジションを固定されたのもあってか、久保にボールが集まり始めているように思う。が、久保がボールを持ってもサポートや前線の動き出しが無く、久保の特徴である判断の速さ、ダイレクトパスが活かせる状況にはまだなっていない。これからスタメン起用も増えて来るだろうから、久保中心の攻撃にチームを変えて行けるかどうかがポイントになるだろう。

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