「選手じゃなくて審判にプレスをかけさせる、森保監督の恐るべき人心操縦術」アジアカップ準決勝 日本-イラン

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さすがに3-0での勝利というのは予想外だったけど、そもそもイランの選手がセルフジャッジで全員が審判にプレスをかけに行くとは、ちょっと斜め上過ぎませんかね(笑)。

とは言え、決して点差ほど楽な試合では無かった。日本は先発に大迫が復帰して、試合の序盤はこれまで見られなかった前線のコンビネーションが機能、小気味良いパスワークで攻撃のリズムを作っていたが、イランが大迫へのマークを強めるととたんに攻め手が無くなり、セカンドボールを拾われてイランの攻撃が連続する嫌な時間帯が続いた。

前半21分に、またも権田と吉田の連携が上手く行かず、アズムンに抜け出されて角度のないところから股抜きシュートを打たれ、権田が足に当ててなんとかコースを変えて凌いだが、ここで失点してしまっていたらどっちに転んだか分からなかったと思う。

しかし、そこで踏ん張ったのが守備陣。特に冨安は、吉田を回避したアズムンに狙われたが、1度競り負けたシーンがあったぐらいで後はほぼ完勝、長友もこれまでのような不用意さが無くなってイランのサイド攻撃に対しても粘り強く対処、しっかり持ちこたえて無失点で前半を折り返せた事が大きかった。

そして後半11分、問題のシーンが訪れる。南野が左サイドでパスを受けて倒れた時に、何を思ったかモハマディーを除くイラン選手全員が審判に詰めより、南野はそのままコーナーまでボールを拾いに行き、クロスをドフリーな大迫が難なく合わせてゴール。いかにここまで無失点のベイランバンドとしてもこれはどうしようもない。

さらに日本はラッキーな事に、22分に南野のクロスがスライディングした相手の手に当たったとしてPK。故意ではないプレイとして流されてもおかしくなかったが、VARまで持ち込まれてしまうとPKを取らざるを得ないよね。今大会、少なくとも日本についてはVARがラッキーアイテムになっている感がある。

これでイランの気持ちは完全に切れてしまい、日本に何度もカウンターから追加点のチャンスがあったものの決められず、今大会は良く走っていたけど攻撃面での貢献が出来ていなかった原口が3点目を決めるオマケ付き。シュートのコースは甘かったが、ベイランバンドがやけっぱちで体を投げ出してくれたのでゴールになった。

ロシアW杯のベルギー戦では、日本は同じように後半から2点を奪ったのだが、ベルギーが慌てず騒がずニシキヘビのように日本を徐々に締め付けて来る恐ろしさがあったけど、イランは勝手にイライラして自壊して行くのみだった。こういうメンタルコントロールの部分も含めて、まだまだアジアと世界の差は大きいと痛感させられる試合だったね。

公式のMOMは2得点の大迫だろうが、個人的には冨安にあげたいと思う。2アシストを含む3得点に絡んだ南野、完全に復調した柴崎も良かった。遠藤の怪我が心配だが、急遽投入された塩谷も落ち着いてプレイできていたので、決勝はそれほど心配しなくても良さそうだ。

さてこれで決勝戦は、日本対UAEとカタールの勝者という対戦になった。もう1試合は今晩に行われるけど、ここまで来たら開催国のUAEとの対戦になって、どちらが謎の勝運を強く持っているか、森保監督とザックで勝負して欲しいよね。

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