2002年12月20日

・Numberを読んで

性懲りも無くNumberにカネコが「フラットスリーうんちゃら」なる文章を書いていると聞き、永井の毒電波をさらっと流してから(立ち)読んでみた・・・・・・フムフム。

「間違いを、認めよう」

いや、金子様、今まで電波電波と邪険な扱いにして大変申し訳ありませんでした。

謹んで、「 た だ の ○ ○ 」と、訂正させていただきます。

中田コのインタビューが中心に構成されていたのだが、結局彼らはベルギー戦の失敗を元にフラット3というトルシエの呪縛を捨て、「ルビコン川」を渡ったと言う文脈になっている。なんか数日前のニュースステーションそのままの流れなんですけど。

さらに読んで行くと、アジアカップの優勝後、サンドニの惨敗を経てスペイン戦でフラット3とは似ても似つかない守備的な戦術を取ったりとフラット3の狭間で揺れる選手の心理が(カネコのシナリオで)克明に描かれているという寸法である。

・・・あのー、スペイン戦もロシア戦もフラット3だったんですが。FWとボールの位置を基準にラインを保つのが命題であって、サイドの人選と高さ、そしてコンパクトさを保つゾーンの位置で攻撃的か守備的かを切り替える戦術なんですが、もしかして何も戦術を理解してませんでした?

FWも含めてゾーンをどの高さにするかという話ではなく、中盤とDFの間であまり上がらないようにした事による中盤の間延びは、フラット3を捨てたのではなく攻撃的から守備的にシフトしたフラット3を選択したという「川」だったように思うのですがねえ。

まだまだ連載は続くらしいのでお楽しみに(笑)。

あ、買うんなら木之本インタビューが秀逸な「Yeah!」をね。


サッカーコラムマガジン「蹴閑ガゼッタ」