「これでも、セルヒオ・ラモスがCBとしてプレイしているのがスペインの強み」UEFAチャンピオンズリーグ ベスト16第2レグ ナポリ-レアル・マドリー

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昨日はアーセナルがバイエルンに2戦連続1-5と大敗し、今日は第1レグで4-0と勝利したパリ・サンジェルマンが、カンプノウでまさかの1-6と大逆転負けを食らうという、ある意味アップセットが連続した今年のチャンピオンズリーグ・ベスト16。その中で、このナポリ対レアルの試合は最後まで壊れない締まった内容だったように思う。

レアルはベイルが復帰してルーカス・バスケスの位置に入り、ヴァランの代わりにぺぺがCBに入った以外は第1レグと同じ、ナポリもジエリンスキーに代えてアランが入ったのみの互いにほぼベストのメンバー、フォーメーションも同じ4-3-3の真っ向勝負。

そして試合も、序盤からホームの大声援を受けたナポリがフルスロットルで攻めまくり、レアルのウィークポイントであるカゼミーロの両脇のスペースにインシーニェ、カジェホンが下げってボールを受け、ハムシクやアラン、両SBが活発にオーバーラップしてサイドからレアルに畳み掛ける。

前半15分までにレアルは1本もシュートを打てないまま、ナポリは4本もの惜しいシュートを放ったが決められず、徐々にレアルがポゼッションを取り戻してこれはナポリは早くも息切れかなと思われたのだが、そこで立ちはだかったのが、第1レグでも大活躍したナポリのディアワラ。

普通ならアンカーのポジションに居る選手がレアルのようなチームを相手にする場合、常にCBの前にどっしり陣取ってバイタルエリアを空けないようにするものなのだが、ディアワラは1人でモドリッチとクロースにプレスをかけまくってボールを満足に持たせない。ディアワラは、前半のスタッツで何と7kmを超えるという今まで見たことがない走行距離をマークし、その凄みをまざまざと見せつけた。

すると前半24分、ナポリは中央でパスを受けたインシーニェからハムシクに縦パスを出し、ハムシクがワンタッチで裏にパスを出すと、そこにサイドから駆け上がってきたメルテンスが冷静に流し込んでナポリが先制、アグリゲートスコアであと1点を取れば逆転というところまで迫り、スタジオ・サン・パオロは大盛り上がり。

レアルは29分にクリスティアーノ・ロナウドが抜け出し、GKを交わして無人のゴールへという場面でゴールポストに当ててしまい、拾ったベイルも決められずと、明らかにレアルのクリロナ、ベイルの2枚看板は本来の調子とは程遠い出来で、まだナポリの方に運が向いているのかなと思われた。

しかしナポリターノのほのかな望みに、レアル伝家の宝刀が襲いかかる。後半からレアルがプレスを強めて反撃に転じると、6分にはこれまで何度も土壇場でチームを救って来たセルヒオ・ラモスが、クロースの左CKにニアで合わせて同点ゴール。さらに12分には、またもCKからセルヒオ・ラモスがフリーでヘディング、コースはゴール正面だったがカバーに入っていたメルテンスの体に当たってコースが変わりオウンゴール。

セルヒオ・ラモスの無慈悲な2発によって逆転の可能性は完全に潰れてしまったが、その後もナポリは気落ちを見せずに懸命の反撃を見せるが、ロスタイムにカウンターからクリロナがシュート、これをGKレイナが何とか止めるが、こぼれ球を詰めてきたモラタが押し込んでダメ押しの3点目、これで完全にゲームオーバー。

それにしても、これだけヘディングの決定力があって身体能力もスピードもある選手なら、日本なら絶対にFWとして育てられるはずなのに、ずっと守備的な選手として育てられるスペインの裾野の広さ、本来の適正を見極める育成能力の差を感じざるを得ない。なまじ得点力があるばかりに守備スキルを教えられず、中盤にコンバート出来ずくすぶる香川や本田がスペインで育っていれば、さらには小野がオフザボールやボディコンタクトのスキルを教えられていれば、とつい妄想が働いてしまうのだ(笑)。

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