「田中碧は抜群の存在感でプレミアデビューを勝利で飾る」イングランド・プレミアリーグ第1節 リーズ・ユナイテッド-エヴァートン

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3シーズンぶりにプレミアリーグ復帰を果たしたリーズは、昨期は14位と下位に沈んだエヴァートンとホームで対戦。リーズのフォーメーションは4-3-3で、田中碧は右インサイドハーフで先発。対するエヴァートンは4-2-3-1の形でスタート。

試合はホームのリーズが積極的に前からプレスをかける立ち上がり。エヴァートンは何とかロングボールを繋いでチャンスに結びつけようとしているが上手くいかない。田中碧は最前線でプレスをかけたと思ったら、自陣のDFラインに加わってビルドアップと、試合の流れに応じてスペースを見つけては動き回っている。

しかしリーズはボールを支配する割には決定機が作れず、前半31分に田中碧がセンターでボールを受けてミドルも大きく外してしまう。その後はニョントの惜しいシュートなどもあったりしたが、結局スコアレスで前半を折り返す。

後半からは、リーズの勢いに多少慣れてきたエヴァートンがボールを握り返す流れ。しかし6分には田中碧が相手のパスをカット、ニョントに繋げるがシュートはGK正面。18分には田中のファールでエヴァートンがFKも壁に当たってゴールを外れる。

その後はエヴァートンがほぼボールを支配、前半に飛ばしすぎたリーズはジリ貧で苦しい展開になったが、32分に3人を一気に交代してペースを握り返すと、35分には左サイドから中への折り返しを田中碧がシュートも大きくバーの上。

すると後半37分、田中碧のしつこいプレッシングからリーズは相手陣内でボールを奪い、シュタハのミドルが相手に当たって浮いたボールがタルコウスキーの腕に当たってPK。これをヌメチャが決めてリーズが先制。

後半ロスタイムは7分あったが、田中碧は相手陣内でドリブルで切れ込み、ボールを奪われても2度追い、3度追いする奮闘を見せて交代。その後もエヴァートンにチャンスを許さず1-0で試合終了。プレミアリーグ昇格後初試合をしっかり勝利で飾った。

とは言え、ボールの支配率に比べてシュートの数が少ない点は気がかり。特に1トップのピルーに全く存在感が無いのは問題点。誰にボールを集めて点を取らせるかという方針が定まらないと、すぐにジリ貧になってしまう可能性は高いだろう。

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