「上田は開幕戦ゴールも嬉しさは中くらいなり」オランダ・エールディビジ第1節 フェイエノールト-NACブレダ

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今期からU-NEXTでエールディビジの放送が始まったので、早速開幕戦のフェイエノールト対NACブレダの録画を見てみた。フェイエノールトのフォーメーションは4-2-3-1で、上田が1トップに入り渡辺綱が4バックの左CBで先発。

試合はいきなり4分にゴールやや右からのFKで、トップ下に入った新戦力のスタインが鋭く落ちる直接FKを決めてフェイエが先制。これでフェイエが変に調子づいてしまったのか、ここからは両SHは無理なドリブルを仕掛けてボールロスト、スタインは上田を全く見ずに自分でシュートを決める事しか考えてないプレイばかりになってしまう。

上田は何度も前線で動き出しをしているのだが、それに意図して合わせるパスはほとんど無く、味方が強引に突っ込んだ攻撃のこぼれ球がたまたま回ってくる程度。上田自身はあくまで利他的にポストプレイをこなして、44分にはアシスト未遂の完璧なチャンスを作っていたんだけどね。

後半10分に上田綺世が開幕戦ゴールとなる追加点を決めたのだが、これもスタインが強引に打ったシュートが相手に当たって上田の前にこぼれたボールをダイレクトで決めたもの。15分にワントラップから惜しいシュートを放ったが、これがこの試合唯一と言っていいぐらい、上田の意図とパスが合ったシーンではないだろうか。

上田は結局後半37分に交代で試合はそのまま2-0でフェイエノールトが勝利。そして渡辺はフル出場で、積極的にラインを押し上げてフェイエの布陣をコンパクトに保ち、対人でも堅実なプレイ。

残念ながら今朝に行われたフェネルバフチェとのCL予選に敗退して本戦出場はならなったが、リーグでも上田と中盤の選手との間でどれだけ意思疎通が図れるようになるのか、上田の考えを理解して動いてくれるか、まだまだ余談を許さない状況である。

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