「伝説のモン・ヴァントゥを制したのはフランス人、ポガチャルはマイヨヴェールにも牙を剥く」ツール・ド・フランス2025 第16・17ステージ

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2度目の休養日明けからはとうとうツール・ド・フランスの最終週。初っ端の第16ステージは、モンペリエから伝説の”魔の山”モンヴァントゥまで12年ぶりとなる頂上ゴールステージ。前半の155kmまでは完全な平坦で、残り15kmでモン・ヴァントゥまで登り切るレイアウト。

レース前に、マイヨヴェール争いで2位に迫っていたマチュー・ファンデルプールが肺炎によるリタイアという残念なニュースが入る。そしてスタートから激しいアタックが繰り広げられ、アラフィリップやベン・ヒーリーら32人の逃げ集団が形成される。

さらに65km地点でその中からアラフィリップら7人が抜け出し、後続集団は1分47秒差、メイン集団は4分40秒差が付いた状態でモン・ヴァントゥの上りへと突入する。

モン・ヴァントゥの上りで、先頭集団はさらにアラフィリップ、アレンスマン、マスの3人に絞られ、後続からパレパントルが飛び出し、さらにベン・ヒーリー、ブイトラゴが加わり6人の集団へ。そしてメイン集団ではヴィンゲゴーが果敢にアタック、しかしポガチャルは冷静にピッタリマークしてまたもマッチアップを形成。

ヴィスマ・リースアバイクチームは、逃げに乗っていたベノートにペースを遅らせて後ろにいたヴィンゲゴーのアシストをさせてから、再度ヴィンゲゴーがアタックするもポガチャルは動じずマークを崩さない。

先頭ではパレパントルのアタックにヒーリーが追走、そこにブイトラゴとファンウィルデルが合流。残り1kmでファンウィルデルがアシストで加速、先にベン・ヒーリーが仕掛けたがパレパントルがゴール前で交わしてステージ優勝。今大会フランス人選手の初勝利となった。

その後43秒差で、いつものヴィンゲゴーとポガチャルの争い、最後はポガチャルがスパートしてヴィンゲゴーに2秒の差をつけてゴールイン。総合争いはこれで4分15秒、ポガチャルの牙城は全く揺るがずモン・ヴァントゥは終了した。

ステージ17は、ボレーヌからヴァランスまでの160.4km、最終決戦アルプスステージまでのリエゾン平坦コース。最終日のパリ・シャンゼリゼゴールステージが、いつもの平坦ではなくモンマルトルの丘を通るパリ五輪コースになっているため、スプリンターにとってはラストチャンスかもしれないレース。しかもマイヨヴェールのミランの背後にはポガチャルが迫っている状況。

スタートからまずアブラハムセンら4人の逃げ集団が形成されるが、メイン集団はやはり3分以上の差を開けずにハイペースで追跡。しかもまだ残り100kmの地点からイネオスチームが猛然とペースアップ、これについて行けないスプリンターのミランとメルリールが1分も遅れてしまう大ピンチ。

残り75kmでようやくミランらがメイン集団に追いついてペースが落ち着き、それを見てメイン集団からファンアールトが単独で抜け出すも、先頭との差は思ったよりも縮まらず集団に復帰した。

メイン集団が逃げを吸収したのはやっと残り4kmになってから。しかし最後の1kmで落車が発生、スプリンターのメルリールとギルメイが巻き込まれて脱落。スプリントではマイヨヴェールのミランがメーウスの差し込みからわずかに逃げ切って勝利、ポイントで2位のポガチャルから72点にリードを広げた。

 

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