アトレティコとの初戦を快勝したPSGは、グループ2戦目で昨年のリベルタドーレス杯で優勝した南米王者ボタフォゴと対戦。PSGは4人のメンバーを変更しての4-3-3、ボタフォゴは4-5-1のフォーメーション。
試合は予想通りPSGがボールを保持する展開で始まるが、ボタフォゴは中盤の5人がゾーンで守り、PSGのインサイドハーフから前の選手がボールを受けると、激しくマークに行って守る形。PSGもボタフォゴに対して得意のゲーゲンプレスを仕掛けるが、ブラジルのクラブらしく個々人のキープ力があり、簡単にはボールを奪われない。
すると35分、ボタフォゴが中盤でボールを奪ってカウンター、サマリーノのスルーパスを受けて巧みにコースを変えてイゴール・ジェズスが放った右足シュートがパチョの足に当たってゴール右に吸い込まれ、ボタフォゴが先制点をゲットする。
PSGも後半7分にFKからゴンサロ・ラモスが体に当ててゴールに飛んだが、ボタフォゴGKファータドが反応してファインセーブ。後半20分ごろから暑さのせいかPSGもゲーゲンプレスのペースが落ち、ボタフォゴがボールを持つ時間も増え始める。
その後はゴール前を固めるボタフォゴに対してPSGが攻め立てるが、なかなか決定機を作らせてもらえない。45分にはPAすぐ外でFKを得るも、クヴァラツヘリアのキックはバーの上。6分のロスタイムも結局スコアは動かず、ボタフォゴが欧州王者のPSGに対して勝利を飾った。
これでグループBはボタフォゴが勝ち点6で首位、PSGとアトレティコが勝ち点3で並ぶ状況になった。PSGは最終戦が最下位のシアトルだからグループ突破は固いと思うが、バロンドール候補のデンベレが怪我で不在の影響は大きい。果たして大会中に復帰はあるのだろうか。
