現在リーグ10位、今期限りでイマノル監督が退任、来期の欧州戦が厳しい状況になっているソシエダは、4位と好調のアスレティック・ビルバオとのバスクダービー。ソシエダのフォーメーションは4-3-3で、前線はオヤルサバル、セルヒオ・ゴメス、久保の3トップ。対するビルバオは4-2-3-1の形。
前半1分に、久保が右サイドで浮いたボールを受けてクロスも味方と合わず。ビルバオは守備時には4-4-2の極めてコンパクトな3ラインを引き、ソシエダは前からのプレッシングで序盤からダービーらしい激しい攻防。
13分には久保が右サイドの中盤からロングドリブル、最後はマークを振り切ってえぐってのクロスを上げるがゴールラインをわずかに割ってしまう。19分には久保が中寄りで縦パスを受けてターン、オーバーラップしたトラオレにミドルパスを通してCK。
25分頃からビルバオのゾーンが上がった影響でソシエダのビルドアップにミスが多くなり、ハーフカウンターから何度かチャンスを作られる。32分には相手に囲まれながらもヒールパス、ダブルタッチを連発してファールをもらう久保。43分にはカウンターからベレンゲルをぶっちぎって後ろから倒されイエローをプレゼント。
後半4分には、久保がPA内から縦に出て右足シュートもGKウナイ・シモンに弾かれる。16分にCKからブライス・メンデスがヘッド、これもGKがファインセーブ、ソシエダはこの試合最大の決定機をものにできない。
このあたりからビルバオがサイドを厚く守ってきたために、久保にボールが入らなくなる。それでも20分に中盤に下がった久保がターンでマークを交わして後ろから倒されファール。23分には久保が高い位置でボールを奪ってPA内へ切れ込み、足をかけられたかに見えたがノーファール。
29分には久保からスチッチにスルーパスもゴールならず。35分には右に開いた久保がパスを受けてシュートもDFがブロック。そして37分に久保はいつものように下げられてベッカーと交代。試合はそのままスコアレスドローで終了。
まあ今期のソシエダはずっと、攻め手がハイプレスショートカウンター以外に無く、ビルドアップもスルーパスもほとんどまともに通らない虚無チームだったね。イマノル監督が退任、久保にとっては移籍のタイミングだろう。噂になっているチームは多いが、さて久保はどこのチームを選ぶのだろうか。