「クリソナの目に涙、川崎がスーパースター軍団を破って決勝進出」ACLE準決勝 アル・ナスル-川崎フロンターレ

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準決勝からサウジアラビアでのセントラル開催、しかもアル・ナスルが中3日なのに対し川崎は中2日と、レギュレーションも不利な状態で挑む準決勝。

アル・ナスルは4-4-2で前線がクリスティアーノ・ロナウドと元アストン・ヴィラのデュラン、ボランチにブロゾヴィッチ、左SHにはサディオ・マネとワールドクラスを並べた強力メンバー。対する川崎は準々決勝から5人を入れ替えて若手を並べた4-2-3-1の布陣。

試合はいきなり開始早々にデュランの決定的なシュートをGK山口がファインセーブ。その後は、川崎がミドルゾーンで守備ブロックを作り、ボールを高い位置で奪ってハーフカウンターからマルシーニョの惜しいシュートなど、良いリズムで立ち上がりを見せる。

すると10分に高井のフィードからマルシーニョへ展開、PAへ切れ込んでのクロスは相手がクリアするも、伊藤達哉が浮いたボールをダイレクトでボレー、これがゴール右上に決まるゴラッソとなって川崎が先制する。

その後は圧倒的にアル・ナスルがボールを支配。川崎も良く体を張って守っていたが、28分にマネのカットインからシュートが丸山に当たってコースが変わり、アル・ナスルが同点ゴール。33分にはクリロナがバイシクルシュートもゴール右、34分には右からのクロスにクリロナがヘッドも高井がかろうじて体を当ててクロスバー。39分にデュランのゴールが決まったかに見えたがオフサイド。

しかし41分に左からの際どいパスを伊藤が上手く持ち込み、ラストパスが相手に当たったボールをシュート、これはGKに防がれたがこぼれ球を大関が押し込み追加点。そのまま2-1と川崎がリードして前半を終了、後半から神田と大関に変わって脇坂とエリソンが入る。

後半もアル・ナスルが猛攻、5分間で3本のシュートを浴びる立ち上がり。9分には山本のクロスをGKベントが触って中のエリソンとわずかに合わず。15分には足を痛めた橘田に代えて河原を、19分にはマルシオから家長、24分にはファンウェルメスケルケン際から佐々木に交代。

後半25分ごろから中盤にスペースが空き始めると、31分に川崎がパスを繋いでエリソンが左でボールを受けると、ライン際で相手を背負ってドリブル突破、折り返しを家長が押し込み3点目。

アル・ナスルも42分にヤヒヤのミドルが丸山の頭をかすって入るゴールで1点差に追いつき、直後にもデュランがゴール前でドフリーになるがシュートは空振りで命拾い。ロスタイムにはクリロナが連続でFKを蹴るピンチ、二度目のキックは壁の下を通る難しいコースだったが山口が反応してセーブ。6分にはクリロナの抜け出しからシュートに佐々木が戻ってブロック。川崎が最後まで必死で守りきり、3-2の勝利で決勝に進出した。

川崎は様々な不利を乗り越え、全員が持っている力を出し切っての見事な勝利。この勢いのまま、是非とも日曜日の決勝でアル・アハリを打ち破ってほしいね。

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