「前田の忍者ゴールでバイエルン相手に望みをつなぐ」UEFAチャンピオンズリーグ 決勝Tプレーオフ第1レグ セルティック-バイエルン

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リーグフェーズで9位から24位までの16チームが、CL決勝トーナメント進出をかけてホーム&アウェーで対戦するプレーオフ。セルティックの相手はドイツ王者のバイエルン。

セルティックは4-3-3のフォーメーションで、旗手が左のインサイドハーフ、前田大然が左ウイングで先発。対するバイエルンは4-2-3-1で、1トップがケイン、2列目がサネ、ムシアラ、オリーセの並び。

試合は地力に勝るバイエルンがボールを支配。セルティックは守備時には旗手が前線に上がって4-4-2の形で守備をセット、前田はSHとして自陣まで下がって守備をカバーする。セルティックは何とかカウンターを仕掛けたいところだが、1トップのアイダが全く基点になれない。

39分に、ようやくセルティックが中盤でワンタッチパスを繋ぎ、旗手から前田がフリーで前を向くが、前田のカットインでボールを奪われてシュートまで行けず。

このまま何とか前半を無失点で終えたかったセルティックだったが、45分に右サイドのオリセーにサイドチェンジ、セルティック左SBテイラーがボールに足を当てたがそのままオリセーに持ち込まれてニアハイにシュートを打ち込まれバイエルンが先制する。

さらに後半4分、バイエルンのCKから何故かファーで完全にフリーだったケインがボレーを叩き込んで追加点。これでセルティックも反撃、6分には右サイドからの折り返しを旗手がダイレクトでシュートも相手にクリアされる。

後半10分には、バイエルンのPA内でエンゲルスがウパメカノに足を踏まれたプレイがVARになったが、ウパメカノが先に触っていたという判定でノーファール。20分にセルティックはアイダを下げて左ウイングにジョタを投入、これで前田が1トップの位置に入る。

これで前田が前線でしつこくプレスをかけるようになった事で、明らかにウパメカノやノイヤーにプレイの余裕が無くなり、バイエルンのビルドアップがバタつくようになる。27分にバイエルン左SBゲレイロのバックパスを前田がチェイス、ボールを奪って折り返すもゴールならず。30分にもノイヤーへのバックパスに前田がチェイス。

そして後半33分、中足骨の骨折で出遅れていた伊藤洋輝がようやくバイエルンで初出場、ゲレイロに代わって左SBのポジションに入る。しかし34分に伊藤のクリアで与えたセルティックのCKから、ニアで競り合って浮いたボールをヤン・ヒョンジュンが折り返し、スルッと忍者のように中へ入っていた前田が頭で押し込んで1点を返す。

これで勢いに乗ったセルティックは、35分に右サイドを崩して最後は旗手がシュートも相手に当たってCK。41分には伊藤へ前田がチャージもファールの判定。ロスタイムにはジョンストンがシュートもノイヤーが頭上で弾く。そしてそのままスコアは動かず1-2で試合終了、バイエルンがアウェイで1点差をリードして折り返した。

旗手は頑張っていたけど、もうちょっと中盤でターンして前を向いたり、トラップでマークを剥がしたりと、プレッシャーの中でボールを前に運ぶプレイが無いと、ここからキャリアアップは難しいのかなと思う。前田は強豪相手にはやはりトップでプレスをかけまくるのが効く。セカンドレグでは最初から1トップで先発して欲しいね。

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