「久保がヘディングで競り勝って先制点をお膳立て」コパ・デル・レイ 準々決勝 レアル・ソシエダ-オサスナ

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4日前のリーグ戦でソシエダが敗戦を喫したオサスナとの連戦となった、コパ・デル・レイの準々決勝。ソシエダのフォーメーションはいつもの4-3-3で、3トップはオヤルサバル、バレネチェア、そして久保の並び。対するオサスナは4-2-3-1で臨む形。

試合はホームのソシエダがボール保持でやや優位に立つ展開で始まるが、オサスナは久保らサイドに入る縦パスを常時警戒、ボールが入るとすぐさま体を当てて潰す狙いが徹底している。たまに久保へボールが入ってもすぐさまダブルチームで対応、決して楽にプレイはさせてもらえない。

もしろオサスナのほうが、12分、15分とセットプレイからポストをかすめるシュートを放つなど、チャンスの数が多い始末。しかし22分、GKからのフィードに久保がヘディングで競り勝ち、バレネチェアが繋いでオヤルサバルが落としたボールを再びバレネチェアがシュート、これがゴール左に決まってソシエダが先制する。

その後はオサスナが攻勢に出て、久保は守備に回る時間が長くなる。それでも29分には、久保が右サイドを縦突破からクロスも味方と合わず。すると31分、相手GKが苦し紛れに出したパスをマリンが出てパスカット、オヤルサバルの折り返しをフリーのブライス・メンデスが難なく押し込んでラッキーな追加点。

さらに35分、浮いたボールにジャンプしてヘディングしたブライス・メンデスの背中に、オサスナCBカテナがまさかのジャンプキックをかまして当然の一発レッド。前半ロスタイムに、久保が中央右に走りながらボールを受けると、すぐさまオサスナは3人でカバー、その間を右足で股抜きシュートもわずかにポスト左。

相手が10人になっても、久保には相手左SBのフアン・クルスが常時マーク。久保はそれを嫌って再三ポジションチェンジをするのだが、それでもボールを持つとすぐにカバーされてしまう警戒ぶり。後半はあまり目立てず35分にはベッカーと交代。

そして久保がいなくなると、とたんにボールの落ち着きどころが無くなってバタバタするソシエダ。オサスナに押し込まれる時間帯が続いたが、4分のロスタイムも何とかしのいで試合終了。これでソシエダはコパ・デル・レイ準決勝に進出した。

久保は相手の守備に終始苦しんだが、チームが勝てたので良し。ここから先は、アトレティコ、バルサ、レアルのリーガ3強との対戦。ソシエダが劣勢になる分、久保へのマークは軽減されるはず。久保の攻撃力を出し切るような試合を期待したいね。

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