「伊藤敦樹の電光石火ゴールでゲントが上位対決を制す」ベルギー・プロリーグ第24節 ゲント-アンデルレヒト

スポンサーリンク

現在リーグ7位と、ギリギリプレーオフ1圏に届かないゲントは、今節は4位のアンデルレヒトとホームで対戦。ゲントのフォーメーションは3-1-4-2で、伊藤敦樹が中盤のアンカー、渡辺剛がCBのセンターで先発。対するアンデルレヒトは4-3-3で、後藤啓介が1トップで先発。

試合の序盤はホームのゲントが押し込む展開、5分にはCKから渡辺がヘディングもゴール左に外れる。さらに6分、アンデルレヒトのバックパスにプレスを仕掛け、GKキッケンボルグが苦し紛れに正面のデンドンケルに出したパスを伊藤敦樹が先に触ってゴール、今期リーグ2得点目でゲントが先制する。

伊藤のポジションはアンカーだが、右インサイドハーフのロペスと頻繁に入れ替わり、右サイドで前に出る回数が非常に多い。21分にも、相手のクリアが伊藤の前にこぼれてフリーでダイレクトシュートを放ったが宇宙開発。

その後もゲントがチャンスを量産するがゴールだけがなかなか決まらない。しかし35分、CK前の競り合いでアンデルレヒトのエンディアイエがファール+異議で2枚同時のイエローで退場してしまう。これでゲントは安心したのか、その後はアンデルレヒトが攻勢、40分には際どいFKを撃たれるがGKローフがスーパーセーブ。

後半から後藤啓介が下がり、アンデルレヒトは4-2-3の形にフォーメーションを修正。ゲントも後半は伊藤敦樹が完全に右のインサイドハーフにシフトした。試合はしばらく膠着状態に陥ったが、30分を過ぎると勝ちを意識したゲントのラインが下がり、10人のアンデルレヒトが押し込む展開に。

そして後半32分、ゲントのロペスがゴール前で相手を倒して2枚目のイエローで退場、これで同数での戦いになってしまう。ゲントは3-4-1-1の形に変更、伊藤はダブルボランチに入る。45分にアンデルレヒトはクロスからアラウージョがヘッドを叩きつけるも、またGKローフがファインセーブでチームを救う。

ロスタイムもアンデルレヒトがゲントを攻め立てたが、5分にアンデルレヒトが角度の無いところからのシュートもローフがまた弾き出し、最後までスコアは動かず1-0で試合終了。これでゲントはプレーオフ圏内の6位に浮上した。

伊藤はゴールだけでなく、豊富な運動量と体の強さで十分チームの戦力になっている。欲を言えば、もうちょっとビルドアップなど攻撃面での存在感が欲しい。渡辺剛は後藤啓介とマッチアップ、先輩の貫禄で後藤を封じ込めた。

タイトルとURLをコピーしました