今期FAカップ初出場となるリバプールは、3回戦でイングランド4部のアクリントンとの対戦。リバプールのフォーメーションは4-3-3で、遠藤がクアンサーと並んでCBに入る。左のウイングには16歳のングモハがスタメンに入る。対するアクリントンは5-3-2の形。
試合は当然ながらリバプールが圧倒的にボールを支配。アクリントンもカウンターや、リバプールの自陣でのビルドアップに対して果敢にプレスを仕掛けてミスを狙っている。しかし遠藤も相手の攻撃を先読みして基点を潰している。
12分には攻撃参加したアレクサンダー=アーノルドがシュート、GKが弾いたこぼれ球をヌニェスがシュートもバーの上。前半15分頃からはアクリントンがリバプールの攻撃に慣れて膠着状態に入る。しかし29分にアクリントンのFKからリバプールがカウンター、右サイドを抜け出したヌニェスの折り返しをジョタが押し込んで先制点を決める。
その後もリバプールの攻撃は単調で、このまま1-0で前半を終えるかと思われた45分、ングモアのシュートがカットされたボールを拾って、右サイドに上っていたアレクサンダー=アーノルドが狙いすましたミドルを決めてリバプールが追加点。
後半からソボスライに代えてキエーザが右ウイングに入り、エリオットが中盤に下がる。後半の立ち上がりはアクリントンが果敢に前へ出て、12分にはショートコーナーからミドルがクロスバー、20分にはCKからロブがフリーでヘッドもバーの上と、アクリントンに2度の決定機。
しかし31分に交代で入ったダンズが中盤でボールを奪い、ラストパスを受けたキエーザのシュートはGKが防いだが、こぼれ球をダンズが押し込んで3点目。ここで遠藤はお役御免、17歳のナイオニと交代、マコーネルが下がって遠藤の位置に入る。
キエーザは後半43分にもシュートを放つがゴールポスト、今日は彼の日ではないなと思われたが、45分にPAの外から狙いすましたミドルを決めてようやくキエーザがリバプールでの初ゴール、そのまま4-0で試合終了。
遠藤は前半のうちは無難に横パスで繋ぐプレイが多かったものの、後半は何本か良い縦パスを出していたし、守備はいつものように安定していた。通常ではカップ戦要員である事は間違いないが、遠藤よりも背が低くてビッグクラブのCBを努めたマスチェラーノというモデルもあるので、とにかく少しずつ信頼を積み上げていくしか無いね。