準決勝からは国立競技場での対戦となる高校サッカー選手権。方やプレミアEAST4位で選手権常連の流経大柏と、初出場でベスト4まで来た東海大相模の対戦。フォーメーションはどちらも4-4-2の形。
試合の序盤はやや東海大相模がボール保持で上回る流れ。流経大柏はロングボールで前線にボールを送ってからプレスでセカンドボールを狙う形。前半はどちらも決定的なチャンスは作れないまま、29分に東海大相模の佐藤が怪我で野村と交代してしまう。
しかし前半40分、流経大柏はロングスローのセカンドボールを山田がヘディングしようとしたところを東海大相模の辻に頭を蹴られる格好になりPKの判定。これを柚木がGKのタイミングをずらして真ん中に蹴り込み先制点をゲットする。44分にも決定的なシュートをライン際で東海大相模塩田がクリア。
後半の立ち上がり、流経大柏は2人を交代してスタート、立ち上がりに亀田がいきなりドリブルで2人を抜いてミドルもゴールポスト。8分にも連続攻撃から山野がシュートもクロスバーと流経大柏は決定機を決めきれない。
東海大相模は攻勢を仕掛けたいところだが、体力的に厳しいのかカウンターでも選手が上がってこれず、何とか沖本がドリブルでキープするが孤立する。31分にはクロスから亀田がボレーも東海大相模GK松坂がファインセーブ。40分にもDFライン裏へ抜け出したボールに松坂がエリア外に素早く飛び出しクリア。
後半ロスタイムは東海大相模がパワープレイ気味に前線へボールを集めて攻め込むが、流経大柏は集中力を切らさずカバー、最後まで1点を守りきって試合終了。これで13日の決勝は前橋育英との対戦となった。地力では流経大柏のほうが間違いなく上ではあったが、東海大相模も良く最小点差で戦った立派な内容だった。