序盤は絶好調だったブライトンだが、この5試合は3分2敗と勝ちきれない試合が続き、順位も10位にまで落ちてしまっている。今節は勝ち点差2で12位のブレントフォードとホームで対戦。
ブライトンのフォーメーションは4-2-3-1で、1トップがジョアン・ペドロ、2列目が三笘、エンシソ、グルダの並び。対するブレントフォードも同じ4-2-3-1の形でスタート。
前半4分、相手のクリアを拾ったエストゥピニャンからジョアン・ペドロにパスが渡り、落としたボールをエンシソがシュートもゴールポスト、24分にはPA付近でパスを回して、最後はオライリーがシュートもブレントフォードGKフレッケンがセーブと、ブライトンは絶好のチャンスをものにできない。
27分にはカウンターから左サイドを駆けた三笘から右足アウトサイドのパスも、相手に当たってフレッケンがキャッチ。29分にも左サイドの奥にドリブルしてからクロスも、フレッケンが右足に当てて防いでしまう。
その後もブライトンがボールを支配、エンシソやオライリーが決定機を作るがゴールは生まれず。43分にはCKからのこぼれ球を三笘がダイレクトで左足シュートもサイドネット。結局前半はブライトンがシュート15本、そのうちエンシソが8本を放ちながら得点できず後半へ。
後半の序盤は、ブライトンのビルドアップに対応したブレントフォードが何度かカウンターからチャンスを作るがゴールならず。ブライトンもすぐ盛り返し、14分には右からグルダのクロスにファーにいた三笘がヘディングもバーの上。22分には三笘、グルダ、オライリーが下がって、ミンテ、アディングラ、アヤリが入る。
しかしその後は三笘を欠いたブライトンの攻撃に鋭さが無くなり、むしろブレントフォードが何度かカウンターからチャンスを作るようになる。18分にはユニフォームを引っ張られたジョアン・ペドロが肘打ちを空振ったプレイがVARとなるもお咎めなし。
42分には1年ぶりに大怪我から復帰したマーチが投入されるものの、ブライトンは最後までボールを支配しながらもスコアは動かずスコアレスドローで終了。ブライトンの順位は10位のままで変わらず。
ブライトンは、やはり前線での基点になってヘディングも強いウェルベックの不在が痛い。ジョアン・ペドロも前線の選手では無いし、三笘がサイドで崩しても選択肢が少ない。マーチの復帰で三笘の負担が減ればいいのだが・・・
三笘自身はプレイのキレはあったがブレントフォードに常時ダブルチームで対応され、自身がシュートする場面は作れず、早めの交代は中1日(!)で行われる次節のアストン・ヴィラ戦を考慮したものだろう。