現在イングランドのチャンピオンシップで18位と残留争いを強いられているQPRは、勝ち点1差で16位のプレストンとホームで対戦。QPRのフォーメーションは4-2-3-1で、斉藤光毅は左SHで先発。対するプレストンは3-4-2-1の形。
試合はまず前半5分、QPRが左サイドのスローインから浮いたボールを左に流れた斉藤が頭でつなぎ、折り返しからシュートはクロスバー。しかしその後はプレストンがボールを支配、斉藤も守備に追われる時間が続く。
すると21分、左サイドに出されたボールを追ったCBクックが怪我で倒れ、フリーになったオスマジッチに流し込まれプレストンが先制する。そこからはホームのQPRが攻めるターン、直後に右からのクロスにFWコリがヘッドもプレストンGKウッドマンの好守に遭う。
前半38分、この試合初めて斉藤が前を向いてボールを持ち、SBパールと組んで左サイドを崩すがシュートまで行けず。前半のQPRは、失点後は優勢に進めながらもビッグチャンスが作れないまま終了する。
後半5分、右サイドでダイレクトパスにスマイスが抜け出し、折り返しをコリが流し込んでQPRが同点に追いつく。7分には中でボールを受けた斉藤が前を向くが、少しパスのタイミングを躊躇して相手に当たってしまう。14分も中でターンしてドリブルするも、ボールが流れて相手にカットされる。そして19分に斉藤はコリと一緒にベンチへ下る。
QPRは24分に、スルーパスから完全にフリーでボールを受けたフィールドのシュートは、まさかのゴール左。その後は中盤にスペースが出来て互いに攻め合う展開も、プレイが雑でミスが多くてなかなかゴールは生まれず。
このままドローで終わるかと思われた後半40分、斉藤に代わって入ったシャイールのダイレクトクロスにファーへフリーで飛び込んだSBダンがヘディングを決めてQPRが逆転。直後にもゴール前でのこぼれ球をスマイスがシュート、これはラインギリギリでウッドマンにセーブされる。
試合はそのままQPRがプレストンの反撃を許さず2-1で試合終了。これでQPRは14位まで順位を上げた。斉藤については、プレストンの速くて強いプレッシャーの前になかなか自分のプレイが出来ず。交代で入った選手がアシストを決めたのも痛恨。プレイの判断、トラップの精度にまだまだ向上が必要な様子。頑張ってもらいたい。