現在リーグ9位と好調のマインツは、ホームで首位のバイエルンと対戦。マインツのフォーメーションは3-4-2-1で佐野海舟はボランチで先発。対するバイエルンは4-2-3-1で、1トップは怪我のハリー・ケインに代わってミュラー、2列目はサネ、ムシアラ、オリーセという布陣。
試合はアウェイながらバイエルンがボールを保持する展開。バイエルンはDFラインが極めて高く、5バックを強いられるマインツはボールを奪っても前線に送るボールがことごとくカットされ、佐野も全く息つく暇が無い。5分には早速高い位置でボールを奪ってオリーセがシュートもゴールポスト。
マインとは13分にようやくカウンターのチャンスで、ブルカルトが抜け出しシュートもゴール左。しかもこのプレイでブルカルトが怪我をしてしまい、早速ジープと交代してしまう。
25分頃になると、ようやくマインツの守備が噛み合うようになり、29分にはCKから浮いたボールをカシがシュートもバイエルンGKペレツがキャッチ。すると41分、バイエルンのセットプレイからカウンター、右に流れたジープのシュートが相手に当たり、走り込んでいたイ・ジェソンが押し込んでマインツが先制する。
後半はバイエルンが中盤でのダイレクトプレイを多用して素早くサイドへ展開、再び攻撃のペースを握る。しかし追加点はマインツ、15分に右へ流れたカシがヒールでつなぎ、ジープのクロスを中で受けたイ・ジェソンがターンからゴールを決めてドッペルパック。
30分には佐野が長い距離を走って戻り、テルからノーファールでボールを奪うナイスプレイ。直後にはフェイントで相手を交わして攻め上がってシュートを放つがゴール左。後半42分に、バイエルンはキミッヒのシュートがマインツDFの足に当たり、こぼれ球をサネが押し込んで1点差。
その後もバイエルンがマインツを攻め立てるが、マインツの堅い守備を最後まで崩せず5分のロスタイムもマインツがゴール前で跳ね返し続けて試合終了。今シーズン無敗だったバイエルンに初めて勝利したチームはマインツとなった。マインツ自体も7位に浮上、欧州戦の6位まで勝ち点1に迫った。
佐野はしばらく見ないうちに体が明らかに大きくなっていたね(笑)。それでも2度追い、3度追い出来る体力、アジリティは落ちていないのはさすが。既に代表入り出来る実力は十分示せているが、果たしてスポンサーからの印象はどうなっているのだろうか。