ELのリーグフェーズも残り3試合。現在16位のソシエダはホームで最下位のディナモ・キーウと対戦。ソシエダのフォーメーションはいつもの4-3-3、3トップはオヤルサバル、ベッカー、久保の並びで、アンカーは怪我のスビメンディの代わりにウルコが入った。対するキーウは5-4-1の守備的なフォーメーション。
ソシエダは試合開始から最近のスタイルであるハイプレスを仕掛け、2分にはベッカーのクロスに久保がヘッドも威力無くGKがキャッチ。6分には久保が縦に仕掛けてニアハイを狙ったシュートもサイドネット。16分にも久保がサイドを抜け出しクロスも相手に当たってゴールを割る。
すると17分、左からのクロスのこぼれ球をPA内で拾ったオヤルサバルが後ろから倒されPK。キック自体はコースが甘くてGKに止められたが、こぼれ球をオヤルサバル自身が押し込んでソシエダが先制する。23分には久保がカットインからシュートもGK正面。
24分、久保が中に入ってボールを受け、PA内のオヤルサバルにパス。足元に入ってこぼれたボールを再び久保が拾い、シュートと見せかけて左サイドのベッカーにパス、ダイレクトで打ったシュートが相手に当たってゴール上に吸い込まれ、久保のアシストでソシエダが追加点。
27分にも久保からブライス・メンデスに絶妙なスルーパスが通り、最後はオヤルサバルがシュートもGKがナイスセーブ。直後にも久保の溜めからブライス・メンデスとワンツーで抜け出すもリターンが合わず。しかし33分にオラサガスティのパスを受けたオヤルサバルが縦に抜け出しニアへゴールを決めて3点目。
その直後に久保がカットインのフェイントから縦に抜けてニアへシュートもGKがセーブ。41分にはまた同じような形からカットインシュートも相手に当たる。前半はシュート数が18対1と、ソシエダが圧倒して終了する。
後半も圧倒的にソシエダがボールを支配する中、10分にオヤルサバル、久保、アランブルが下がってオスカルソン、マグナセライヤ、オドリオソラが入る余裕の交代。とは言え、前線の安定感が無くなったソシエダはボールの保持力が落ち、キーウが攻める時間帯が増える。
その後もソシエダが何度もチャンスは作ったが、最後まで追加点を奪えず3-0のまま試合終了。これでソシエダは10位に浮上、ベスト16ストレートインの8位ラツィオに勝ち点1差まで迫ってきた。
久保は積極的にシュートは打ったが結果的にアシスト1つと、スコアポイント的には物足りなかったが、相手にガッツリマークされてもミス無く味方にボールを繋げる能力は安定感抜群。久保がいる事で味方が明らかに楽になる存在となっている。