「首位のバルセロナに金星、久保は古巣に無双でMOM獲得」スペイン・リーガエスパニョーラ第13節 レアル・ソシエダ-バルセロナ

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ミッドウィークのヨーロッパリーグで負けた12位のソシエダは、現在首位を独走している久保の古巣バルセロナとホームで対戦。

ソシエダのフォーメーションは4-3-3で、オヤルサバルの1トップにウイングがベッカーと久保。バルサは4-2-3-1で、1トップがレヴァンドフスキ、2列目がハフィーニャ、ペドリ、日本がパリ五輪で対戦したフェルミン・ロペスという並び。

試合は、久保とアランブルのスイッチからクロスをスチッチがシュートというソシエダのチャンスで始まる。その後はバルサがボールを保持する展開になるが、ソシエダも下がりすぎずコンパクトなゾーンを作って簡単にはシュートを許さない。

13分に、左サイドで数的不利になったところからデ・ヨングがシュート、こぼれ球をレヴァンドフスキが押し込んで先制したかに見えたが、わずかにレヴァンドフスキの足先がラインを出ていてオフサイドで命拾い。

ずっと縦に速い目まぐるしい展開が続いていたが、20分に久保がハーフライン付近から初めて前を向いてドリブル、2人を引き付けて縦突破から折り返すが、オヤルサバルとブライス・メンデスが被ってシュートできず。29分にはベッカーがPAすぐ外でFKをゲット、ブライス・メンデスのキックはバルサGKペーニャがセーブ。

30分には、久保がダイレクトパスから右サイドを抜け出し、そのまま縦突破、2人のマークを引き付けてブライス・メンデスとスイッチ、再びリターンをもらうと、ダブルタッチで相手2人の間を強引に突破、左足シュートはペーニャに止められたが1人でビッグチャンスを演出する。

すると33分、ソシエダは跳ね返したクリアボールに競ったスチッチが頭で流すと、バルサのハイラインの裏に飛び込んだベッカーが右足で流し込み、ホームのソシエダが先制点をゲットする。

前半ロスタイムには、相手のパスが流れたボールを久保が拾い、マークに入ったカサドをターンで置き去り、ベッカーへのパスからクロスにフリーで飛び込んだオヤルサバルがシュートもまさかのゴール左、ソシエダは絶好の追加点チャンスをフイにしてしまう。

2分後には、味方のクリアボールを拾った久保が自陣からのドリブルで最後はブライス・メンデスに完璧なスルーパス、しかしブライス・メンデスはタイミングを逃してシュートできず。そのまま1-0で前半を折り返す。

後半からバルサはダニ・オルモを投入、しかし開始直後に久保のダイレクトパスからベッカーが抜け出しシュートもコースが甘くてペーニャがキャッチ。6分にはペーニャのキックミスを拾って最後はオヤルサバルがシュートもギリギリハンドオフ。8分には久保の足を踏んだイニゴ・マルティネスがイエローカード。

15分にはソシエダがオヤルサバル、ベッカー、スチッチに代えてオスカルソン、バレネチェア、セルヒオ・ゴメスと一気に3人替え。23分には久保がパスを受けて2人の間を通すクロス、ブライス・メンデスが抜け出すがシュートまで行けず。

28分にはソシエダのCKからファーに流れてフリーになっていた久保がダイレクトシュート、相手の腕に当たったかに見えたがノーファール。その後はバルサが圧倒的にボールを支配、残り15分ぐらいになると久保にも疲れが見えるようになるが、それでも必死でプレスやカバーに走っている。

後半のロスタイム4分間も、徹底的にバルサからクロスの嵐を浴びるのだが、中でことごとく跳ね返して守りきり、試合は1-0で終了。ソシエダは首位のバルサに殊勲の勝利、9位に浮上して代表ウィークを迎える事になった。

試合後はガビとユニフォームを交換していた久保は公式のMOMに選定、バルサの選手を含めた中でも出色の出来で、久々に久保の120%を見れたような気がする。この勢いでアジア予選でも活躍して欲しいね。

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